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【上越】地吹雪対策(大潟区内雁子~吉川区長峰)の効果について
当管内を南北に貫く主要幹線道路の新井柿崎線は、冬は北西の強い風を真横から受け、激しい地吹雪の発生により時折通行止めを余儀なくされる路線です。
このため県では、整備の優先度が高い上越市大潟区内雁子から上越市吉川区長峰地内の区間について、地吹雪発生時の通行車両の視程障害を改善する吹き払い柵を設置することとし、平成25年度から整備を進めてきましたが、先般令和4年11月に工事が完了しました。
今冬、新雪が積もったところへ強い風が吹いたときなどに地吹雪が発生しましたが、吹き払い柵の効果による大幅な視程障害の改善が確認されました。
主要地方道新井柿崎線においては、今後も優先的に地吹雪対策を進めていく方針です。
施行地 上越市大潟区内雁子(うちがんこ)~吉川区長峰(ながみね)地内
施行延長 L=1985m
事業期間 平成25年度~令和4年度
総事業費 776百万円
吹き払い柵の仕様 材質:鋼製(メッキ仕様) 柵高:H=3.5m 収納:上部格納型
施行延長 L=1985m
事業期間 平成25年度~令和4年度
総事業費 776百万円
吹き払い柵の仕様 材質:鋼製(メッキ仕様) 柵高:H=3.5m 収納:上部格納型
※吹き払い柵とは・・・視程障害対策として用いられる施設で、傾斜した複数の防雪板により風の流れを下向きに変え、ドライバーの目線での飛雪量を減じて視程障害緩和効果を発揮します。同時に高さ1.0m程度の下部間隙から吹き出す強風により、風上からの雪が路面上に溜まらない様に吹き払う施設です。

施工位置図

施工位置図(詳細) 出典:国土地理院(電子国土Web)
※地理院地図(標準地図)を加工して作成
※地理院地図(標準地図)を加工して作成

地吹雪による視程障害の発生状況(平成24年2月)

吹き払い柵施工状況(令和4年11月)

新設された吹き払い柵設置完了(令和4年11月)

吹き払い柵による視程障害の大幅な改善(令和5年1月)