ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 上越地域振興局 農林振興部 > 【上越】森林整備の推進

本文

【上越】森林整備の推進

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0201186 更新日:2018年12月12日更新

上越地域振興局管内(上越市・妙高市)の森林面積は約88千ヘクタール(下表参照)。森林は国有林と民有林に大別されますが、振興局では民有林の維持管理に関わっています。

管内の森林面積
市  名 区域面積 森林面積 うち国有林 うち民有林 民有林人工林面積
上 越 市 97,361ha 53,338ha 4,842ha 48,497ha 12,401ha
妙 高 市 44,552ha 34,622ha 16,177ha 18,445ha 3,853ha
合  計 141,913ha 87,960ha 21,019ha 66,942ha 16,254ha

 

 下のグラフは、上越地域振興局管内の民有林人工造林の面積を林齢別(植栽された年を1年生とし、グラフでは5年ごとにまとめてあります)に示したもの。
 植栽されている樹木はほとんどがスギです。その他針葉樹では、アカマツ・クロマツ・カラマツ等、広葉樹ではキリ・イヌエンジュ・キハダ・ブナ等が植栽されています。
 グラフで分かるように31年生から55年生の人工林が管内には多く存在していて、森林整備の作業としては、木材の利用を含めた間伐の適期となっています。

民有林人工林の林例別森林面積

 

主な森林整備の作業
作業種 林 齢 作     業     内     容
下刈 1~7年生くらい 植栽木周辺の草を刈り払い、植栽木に日光が十分に当たるようにする作業
雪起こし 4~15年生くらい 積雪のために倒伏した植栽木を縄を使って起こす作業
枝打ち 8~45年生くらい 病害虫の蔓延防止・優良材生産を目的に下枝を切る作業
除伐 11~25年生くらい 不要木(目的外の樹種)・不良木(生育不良の木)を伐倒・除去する作業
切捨て間伐 45年生くらいまで 森林の健全な成長のため、立木を伐倒して間引く作業(伐倒した木は林内処理)
利用間伐 60年生くらいまで 森林の健全な成長のため、立木を伐倒して間引く作業(伐倒した木は林外に搬出し、木材として利用)

  ※それぞれの作業種の林齢は作業適期の目安を示しており、必ずしも補助事業の対象となる林齢ではありませんので、ご注意願います。

 

高性能林業機械の活用

 全国的に林業の機械化が進み、効率的に、かつ安全に利用間伐等の森林整備が行われるようになっています。
 上越地域においても徐々にではありますが、ハーベスタやプロセッサを活用した森林整備が行われるようになってきています。画像は上越市浦川原区で活躍するハーベスタです。
 ハーベスタは、1台で立木の伐採から材の玉伐り(伐倒した木材を目的の長さに切断する作業)までできる高性能林業機械です。

林業機械(ハーベスタ)が作業をしている様子

 

林内路網の整備

 森林から伐採した木材を搬出し、市場(=街)に木材を運搬するには路網の整備が必要です。
 幹線となる林道はトラックが走行し木材を運搬するのが目的ですが、枝線となる森林作業道はフォワーダ(キャタピラーで走る林内作業車)等で木材を一時的に集める山土場まで搬出するのが目的です。このため、走行性よりも低コストであること・壊れにくい道であることが優先されています。
 このように幹線と枝線を効果的に開設し組み合わせていくことで、木材の搬出・運搬コストを下げ、森林所有者に木材の販売価格の還元を図っていくことを目指しています。
 画像は上越市安塚区に開設された森林作業道です。

管内に整備された森林作業道の様子

 

このページに関するお問い合わせは

上越地域振興局農林振興部林業振興課
〒  943-8551  新潟県上越市本城町5-6 
電話:  025-526-9464  ファクシミリ: 025-526-2724

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ