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【上越】12月15、17日放送分「灯油の取り扱い」
今日のテーマは「灯油の取り扱い」についてということですが、どのようなお話なのでしょうか。
はい。暖房機器で灯油を扱う機会が増える冬期間は、灯油の流出事故も多くなります。今日は、灯油の流出事故を防ぐポイントについてお話しします。
どのような場合に、流出事故が起きるのでしょうか。
はい。一番多いのは、「灯油をホームタンクからポリタンクに小分けしている最中にタンクから目を離し、気付いた時には灯油が溢れ出していた」というケースです。寒いからといって屋内に戻ったり、他の作業に気をとられたりして目を離すと、事故につながってしまいます。
また、小分けの後にホームタンクのバルブをしっかり閉めなかったことによる事故も多く起こっていますので、完全に閉まっているか確認するようにしましょう。
「ホームタンクから灯油を小分けするときは、目を離さない」、「小分けの後、ホームタンクのバルブが完全に閉まっているか確認する」ということですね。
はい。そして、ホームタンクの日ごろの点検も大切です。
ホームタンクがきちんと地面に固定されているか、ホームタンク本体や配管にさびや亀裂がないか、地面に灯油がにじんでないか、臭いがないかを確認してください。
もし、灯油の流出事故が起こると、どのような影響があるのですか。
はい、火災の危険はもちろんですが、油が河川や海を汚染し、漁業に悪影響を及ぼす可能性があるほか、水道水の水源や農業用水の汚染にもつながります。
もし、誤って灯油を流してしまったら、どうしたらよいのでしょうか。
まずは落ち着いてバルブを閉じましょう。そして、新聞紙や布などに灯油をしみこませて回収してください。大量にこぼしてしまった場合は、土などでせき止めて、水路に流れ込まないようにしてください。こぼれた灯油を水で流すことは、絶対にやめてください。水路や河川に流れ出て被害が拡大してしまいます。
被害を最小限にするために、灯油を水路に流してしまった場合や、地面に浸透させてしまった場合は、すぐに健康福祉環境部環境センター環境課へご連絡下さい。電話番号は025-524-4237です。水路や河川に油が流れているのを発見したときも、同様にこちらまでお問い合わせください。