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【糸魚川】みんなで支える地域医療講座(第3回)を開催しました
糸魚川地域振興局では、住民が地域の医療を安心して受けながら最期まで住み続けられる地域を目指し、市民と行政と医療関係者が一緒に地域医療を学び、考える講座を実施しています。講座は11月から1月までに全4回の開催を予定しています。
1月11日(金曜日)に第3回目の講座を開催しました。
講座概要
- 日時
平成31年1月11日(金曜日)18時30分~20時30分 - 会場
糸魚川総合病院災害治療ホール - 内容
- 講義「糸魚川総合病院の現状」
講師 糸魚川総合病院副院長 山岸 文範 先生 - ワークショップ「病院について語ろう」
テーマ(1)「講義を聞いて気づいたこと・聞いてみたいこと」
テーマ(2)「病院のために行動したいこと」
- 講義「糸魚川総合病院の現状」
講義「糸魚川総合病院の現状」
講師には糸魚川総合病院副院長の山岸文範先生を迎え、糸魚川総合病院の現状についての講義をしていただきました。概要は以下のとおりです。
- 高齢化が進むことによって、医療の需要は増加するが、医療の供給は少子化によって増加しない。
- 糸魚川の人口に対する医師・看護師数は全国平均を下回っている。特に看護師数は上越市と比較してもかなり少ない。
- 医学の進歩により、専門科が細分化され常勤の専門医の確保が難しくなっているが、糸魚川は新幹線駅があり、他地域から専門医を派遣してもらいやすい。
- 糸魚川総合病院では、医師確保の一環として総合診療医の育成プログラムを実施しており、研修に来る医師が年々増えている。糸魚川に医師を定着させるには、研修中に住民との繋がりを感じてもらうことが大切。
- 看護師不足の一因として20代の女性看護師の離職率が高いことが挙げられる。その理由としては結婚・出産や他地域への流出が考えられる。男性看護師の確保や、地元出身の看護師の呼び込みが、看護師不足解消のカギとなる。
ワークショップ「病院について語ろう」
ワークショップ「病院について語ろう」では、「講義を聞いて気づいたこと・聞いてみたいこと」、「病院のために行動したいこと」をテーマに話し合いました。主な意見を紹介します。
気づいたこと
- 若い医師は最新の医学を学んできているため、先進的な治療ができること。
- 新幹線が停車することで、医師のスペシャリストが糸魚川に来てくれていること。
- 病院が研修プログラムなどを実施して、医療従事者の確保に積極的に取り組んでいることがわかった。
聞いてみたいこと
- 研修プログラムに参加する方は、糸魚川のどのようなところに魅力を感じているのか。
- 担当医が変わることで不安に感じる患者への対応、担当が変わることのメリット。
- 男性看護師の確保のために、どのような取り組みをしているか。
病院のために行動したいこと
- 糸魚川総合病院では高度な医療を受けられる等良いところをアピールする。
- 研修プログラムや奨学金制度があることや、医師や看護師という職業について、身近な人から伝えていく。
次回は1月29日(火曜日)まとめ~糸魚川の地域医療を支えるためには~です。
今まで参加できなかった方も、次回からの参加が可能です。
糸魚川の地域医療について、一緒に考えてみませんか?
講座の詳細、申し込み方法は以下のPDFファイルをご覧ください。
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