「新潟県教育月間」にあたり教育長が五泉市の「キラッと新潟米☆地場もん献立」を視察しました

　本県では、県民一人一人が教育の重要性を認識し、教育のあり方を考える契機として「教育の日」を制定するとともに、関係施策を重点的に実施する期間として、11月を「新潟県教育月間」と定めました。

　学校においては、学校給食を中心とした食育を推進しているところですが、児童生徒が、さらに地域への愛着を高め、本県の食や農林水産業に関する理解を深めることを目的に、「新潟県教育月間」である11月を「米飯給食、地場産給食推進月間」とし、県内の学校給食実施校において、一斉に米及び地域の地場産物を学校給食で提供する機会としています。

　このたび、本事業の一環として県教育長が五泉市の学校給食を視察しましたのでご紹介します。

　（その他、県内の取組は後日掲載予定です。）

キラッと新潟米☆地場もん献立の概要

1　実施期間

　　令和7年11月1日（土曜日）～11月30日（日曜日）

　　この期間中に「キラッと新潟米☆地場もん献立」を1回実施する。

2　献立（「キラッと新潟米☆地場もん献立」）について

　(1) 各学校統一するもの

　　　主食：ごはん（白ごはん）

　　　汁物：県産地場産物を活用したみそ汁

　　　※おかず等は、統一しないが地場産物活用を図ること。

　(2) その他

　　　主食、主菜、副菜、汁物がそろった献立とし、地域の地場産物を積極的に活用した献立となるよう

　　工夫すること。

五泉市学校給食視察の概要

1　視察日　令和7年11月19日（水曜日）

2　視察先　五泉市立五泉小学校

当日の献立

【有機農業によるお米の紹介】

　4軒の農家さんの協力により生産された、有機農業による五泉市産コシヒカリを11月中旬から給食で提供しています。「有機農業」は、化学的に作られた肥料や農薬を使わずに、環境への負担をできる限り減らした農業です。そのため、農家さんは雑草対策や水の管理など今まで以上に手間をかけて生産しています。

当日の様子

　五泉市では、自校調理方式の給食を実施しており、小学校9校、中学校3校（内、1施設は、小・中学校で親子方式）において、約3,200人分の給食を作っています。五泉小学校では、約480食の給食を作っています。

　　　　​

　五泉小学校の調理場は、1階の廊下から窓ガラス越しに調理の様子を見学することができ、児童も見学することができます。

　五泉小学校では、食育にも積極的に取り組んでおり、献立や食材の紹介を分かりやすく掲示していました。

　​​　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

県教育長（左写真）と五泉市教育長（右写真）が5年生児童と会食をしました。

五泉市産の食材をふんだんに使用した献立を子どもたちは喜んで食べていました。有機農業によるお米（コシヒカリ）は甘みがありみずみずしく美味しかったです。また、五泉いもいもなかよし豚汁は、さつまいもと里芋の2種類のいもの他、
五泉市産の大根、しいたけなどを使用しており、全部で10種類もの具材が入っていました。

　栄養教諭による食育指導では、有機農業で栽培されているお米や五泉市の地場産野菜について説明していました。また、児童はクイズを通して楽しそうに学んでいました。

多くの子どもが五泉市の地場産食材等をよく理解しており、子どもたちにとって五泉市の地場産食材が身近な食材であることが伝わってきました。

　五泉市では、「第4次五泉市食育推進計画」を策定し、市全体で食育推進に取り組んでいます。

「子ども食生活アンケート」の実施により実態を把握し、食育検討会を開催して、食育推進の取組みについて共通理解を図っています。

　また、五泉市公式ホームページでは、食育だより、学校給食レシピを発信しています。

〈外部リンク〉

　五泉市　食育・地産地消について

    https://www.city.gosen.lg.jp/organization/20/9/index.html＜外部リンク＞