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「新潟県教育月間」にあたり教育長が聖籠町の「キラッと新潟米☆地場もん献立」を視察しました
本県では、県民一人一人が教育の重要性を認識し、教育のあり方を考える契機として「教育の日」を制定するとともに、関係施策を重点的に実施する期間として、11月を「新潟県教育月間」と定めました。
学校においては、学校給食を中心とした食育を推進しているところですが、児童生徒が、さらに地域への愛着を高め、本県の食や農林水産業に関する理解を深めることを目的に、「新潟県教育月間」である11月を「米飯給食、地場産給食推進月間」とし、県内の学校給食実施校において、一斉に米及び地域の地場産物を学校給食で提供する機会としています。
このたび、本事業の一環として県教育長が聖籠町の学校給食を視察しましたのでご紹介します。
(その他、県内の取組は後日掲載予定です。)
キラッと新潟米☆地場もん献立の概要
1 実施期間
令和6年11月1日(金曜日)~11月30日(土曜日)
この期間中に「キラッと新潟米☆地場もん献立」を1回実施する。
2 献立(「キラッと新潟米☆地場もん献立」)について
(1) 各学校統一するもの
主食:ごはん(白ごはん)
汁物:県産地場産物を活用したみそ汁
※おかず等は、統一しないが地場産物活用を図ること。
(2) その他
主食、主菜、副菜、汁物がそろった献立とし、地域の地場産物を積極的に活用した献立となるよう
工夫すること。
聖籠町学校給食視察の概要
1 視察日 令和6年11月13日(水曜日)
2 視察先 聖籠町学校給食共同調理場
聖籠町立山倉(やまぐら)小学校
当日の献立
献立名 | 使用地場産物(産地) |
---|---|
ごはん | 聖籠町産(コシヒカリ100%) |
鶏の唐揚げ紅葉ソース | 米粉(聖籠町産)、にんじん(県産) |
かきのもとのごま和え | 食用菊(県産)、きゅうり(聖籠町産) |
砂里芋(さりいも)のぽかぽか汁 | 砂里芋(聖籠町産)、厚揚げ(大豆:聖籠町産)、長ねぎ(聖籠町産)、にんじん(県産)、大根(県産)、ごぼう(県産)、みそ(大豆:聖籠町産 製造も聖籠町)、大豆ペースト(大豆:聖籠町産) |
牛乳 | 牛乳(県産) |
【砂里芋(さりいも)の紹介】
新発田市・聖籠町の砂地で採れる里芋です。本来、里芋は砂地には合わないとされていましたが、砂地で作ることにより、芋肌がきれいで中身は白く、ぬめり感が強い、身の締まりがよく煮崩れしにくい、養分が蓄えられ芋の旨味がしっかり乗っている、という特徴が生まれました。
山倉小学校では、3年生が総合的な学習の時間に砂里芋について学び、砂里芋を学校で育てました。1月には校内の「さりいもこんだてコンテスト」で全校児童による投票で1位になった「さりいもカレー」が給食に登場する予定です。
当日の様子
調理場では小学校3校、中学校1校、幼稚園1園、約1,500人分の給食を作っています。
2階の窓から調理の様子を見学することができ、児童の見学も受け入れています。
床に描かれた大きな丸は、調理場内の回転釜の大きさを表すものです。
見学に訪れた子どもたちが調理場内で使っている物と同じ道具を実際に持ち、その大きさや重さを体験できるようにしています。
(左から、県保健体育課長、県教育長、聖籠町子ども教育課長)
2年生と会食しました。聖籠町産の食材をふんだんに使用した秋らしい献立を、子どもたちは喜んで食べていました。
新潟の秋の味覚「かきのもと」を使った和え物は、子どもたちが食べやすいやさしい味付けでした。
栄養教諭による食育指導では、砂里芋に関するクイズがありました。
多くの子どもが砂里芋の特徴をよく理解しており、聖籠町の子どもたちにとって砂里芋が身近な食材であることが伝わってきました。
聖籠町では「聖籠町まるごと食育推進計画」を策定し、町全体で食育推進に取り組んでいます。
「子ども食生活アンケート」の実施により実態を把握し、食育検討会を開催して、食育推進の取組みについて共通理解を図っています。
また、聖籠町学校給食共同調理場のホームページでは、給食提供日は毎日更新し、給食内容・食育資料(一口メモ)・給食の感想を発信しています。
健康せいろう21の詳細はこちら<外部リンク>
聖籠町学校給食共同調理場のホームページはこちら<外部リンク>