本文
リハビリテーション
概況
- さまざまな発達障がいを持った幼児・児童が、十分に自己実現できるためには発達途上の適切な時期に適切な援助が必要です。リハビリテーション部門では幼児・児童の発達段階や問題点を踏まえながら、医師の指示のもと、理学療法(PT)・作業療法(OT)・言語聴覚療法(ST)による支援を行っています。
- 障がい児の問題点は多岐にわたっており、各リハビリテーションスタッフが連携して、それぞれの障がいに応じたリハビリテーション・プログラムを実施しています。
- 障がい児が在籍する保育所・幼稚園・学校等と連携しながら、地域の中で生活するための支援も行っています。
理学療法(PT:physical therapy)
- 近年、低出生体重児が増加傾向にあり、合併症に伴う重度重複障がい児が増えています。
- 理学療法士6名により、運動発達援助・補装具療法・肺理学療法等を行っています。
- 乳幼児から成人期まで成長に伴う継続支援を行っており、対象疾患も脳性麻痺を主体とする中枢神経疾患、二分脊椎やペルテス病をはじめとした整形外科疾患、神経・筋疾患、種々の原因による運動発達遅滞、事故や感染等による中途障がいなど多岐にわたっています。
- 運動機能面での個別支援とともに、心理面への関わりも含めた家族への育児支援も行っています。
作業療法(OT:occupational therapy)
- 近年、種々の障害を併せ持つ重度障がい児や広汎性発達障がい、注意欠陥・多動性障がい児が増えています。
- 作業療法士4名により、お子様の発達に見合った遊びや道具を活用して、運動・認知機能・日常生活動作(ADL)・知能等の発達援助を行っています。
言語聴覚療法(ST:speech therapy)
- 言語聴覚士3名により、言語発達援助、認知発達援助、構音治療、摂食機能療法、代替コミュニケーション手段の獲得支援の他、聴力検査を行っています。
- ことばの発達段階・認知発達レベルに合わせて、机上・遊び場面を利用して言語・認知発達援助を行っています。
- 日常生活における適切な接し方、遊び方、ことばのかけ方をご家族にアドバイスするなど、子育て支援を行っています。
- 摂食機能療法では、機能に適した食事の形態・介助方法や使いやすい食器具をお伝えし、食べるために必要な舌や唇などの動きを促す支援を行っています。
地域連携
各圏域での困難ケースへの支援、施設訪問指導、療育巡回相談等の障害児等療育支援事業に、リハビリスタッフとして参加しています。
電話番号
- 理学療法(PT) 025-266-7123
- 作業療法(OT) 025-266-7127
- 言語聴覚療法(ST) 025-266-7119