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平成11年9月定例会(建設公安委員長報告)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001748 更新日:2019年1月17日更新

平成11年9月定例会 建設公安委員長報告(10月14日)

委員長 帆苅 謙治

 建設公安委員会における付託案件の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 まず、土木部関係として

  1. 公共事業に関連して
    • 中山間地域については、景気の動向が公共事業に左右される傾向が大きいことから、今後予定される国の第2次補正予算及び県の新年度予算においてきめ細かく事業採択することにより、さらなる活性化に努められたいこと。
    • 公共事業の発注に当たっては、景気回復に配慮して前倒しに努めてきたが、民間の設備投資が期待できないことや今後、事業費財源の増加が見込めないことから、前倒し発注の効果を分析した上で、年間を通した平準化についても検討すべきとの意見。
  2. 整備が進められている新潟空港アクセス道路については、国道113号と平面交差することにより、新たな交通渋滞が予想されることや、新潟空港共生懇話会の街づくり構想においても提案されていることから、立体交差での空港乗り入れを検討すべきとの意見。
  3. 電線類を地中に埋設する共同溝については、道路の掘り返し工事が減少し、交通渋滞が緩和されることや、街の景観づくりにも有効であるので、一層の整備促進に努めるべきとの意見。

 次に、港湾空港局関係として

  1. 万代島再開発事業については、コンベンションセンターの開業時期等の見直しがされているところであるが、新潟の国際拠点性向上の視点や県内経済への波及効果を十分考慮して、早期に最終結論を出されたいこと。
  2. 新潟空港滑走路3,000メートル化に当たっては、2段階方式が提案されているが、騒音対策が示されておらず、周辺住民の理解が得られていないので、沖合展開のメリットや実施時期を説明し、周辺住民の理解促進に努めるべきとの意見。
     また、騒音対策区域の拡大など県独自の対策を検討すべきとの意見。

 次に、企業局関係として

1 県営工業団地については、時代の変化を的確に捉えた上での企業の進出しやすい環境整備が必要と思われるので、商工労働部と連携し、魅力ある工業団地の開発を検討すべきとの意見。

 次に、公安委員会関係として

  1. 密入国者については、昨年、新潟東港において県内初の集団密航事件が発生したことや、本県は特に長い海岸線を有していることなどから、今後も密入国が予想されるので、関係機関と連携し、取締りの強化に努められたいこと。
  2. 青少年の健全育成については、平成10年に県青少年健全育成条例が改正されたものの、補導少年が年々増えつづけており、期待していた効果が現れていないことから、規制や罰則の強化の検討を促すなど、関係部局と連携の上、一層の取組強化に努めるべきとの意見。
  3. チャイルドシートについては、乗車中の幼児の死傷事故数が県内においても増加傾向にあり、また、半年後に着用義務の法制化を控えていることから、市町村、交通安全協会等との連携を一層強化し、着用促進に努めるべきとの意見。

 以上が、審査の過程で述べられた主なる要望・意見の概要であります。

 次に、議案採決に先立つ、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、陳情の審査結果について申し上げます。
 陳情第21号については、継続審査すべきものと決した次第であります。

 以上をもって、報告といたします。

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