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平成11年2月定例会(環境問題対策特別委員長報告)
平成11年2月定例会 環境問題対策特別委員長報告(2月22日)
委員長 小川 義男
環境問題対策特別委員会における12月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
本特別委員会は、2月9日に会議を開催し、新潟県における酸性雨の現状と取組について、及びごみの減量化と再資源化対策について調査を行いました。
最初に、環境生活部長から、新潟県における酸性雨の現状と取組について、及びごみの減量化と再資源化対策について、土木部長から建設副産物並びに下水汚泥の処理について、それぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。
質疑が行われた主な項目について申し上げます。
まず、新潟県における酸性雨の現状と取組に関連して
- モニタリングネットワーク調査に当たっての中国大陸での酸性雨被害調査を国に働きかける必要性について
- 酸性雨問題に対する共通認識形成のためのモニタリングネットワーク参加各国との積極的な交流の必要性について
- 酸性雨センターの整備に当たっての国への財政支援要請の必要性について
- 酸性雨による農作物の被害調査実施の必要性について
次に、ごみの減量化と再資源化対策に関連して
- 生産過程において発生するごみの抑制に向けた取組の必要性について
- リサイクル推進のための現行の融資制度の弾力的な運用の必要性について
- 建設副産物のリサイクル推進に向けた建設リサイクルガイドラインにおける数値目標設定の必要性について
次に、調査の過程で述べられた、主な意見について申し上げます。
1 公共関与の産業廃棄物最終処分場の建設に当たっては、上・下越地区における建設候補地の選定が困難な状況にあるので、住民の理解を得るためにも、排出した地域での処理を目的とした小規模最終処分場を検討すべきとの意見。
以上をもって報告といたします。