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平成10年12月定例会(厚生環境委員長報告)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003572 更新日:2019年1月17日更新

平成10年12月定例会 厚生環境委員長報告(12月18日)

委員長 木浦 正幸

 厚生環境委員会における付託案件の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 まず、環境生活部関係として

  1. 産業廃棄物の長期放置については、やむなく代執行を行った事例が生じたが、代執行による解決は会社倒産などの事由により事業者からの費用徴収が困難であることや、他の事業者の長期放置を助長する懸念があるので、早期の解消に向けて一層の指導に努められたいこと。
  2. 三和村の産業廃棄物中間処理場については違法に埋め立てられた焼却灰の実態が明らかになり、最終処分場への搬出を指導しているが、大部分は敷地内に放置されたままであるので、業者から提出された計画期間内での完全撤去に向けて一層の指導強化に努めるべきとの意見。
  3. コンポスト容器による生ごみの堆肥化については、ごみの減量化に有効であるが、好気性発酵による処理は腐敗による異臭が発生し各家庭において使用が敬遠されている状況にあるので、嫌気性発酵などによる処理の普及に努めるべきとの意見。

 次に、福祉保健部関係として

  1. 動物保護管理事業の推進に当たっては、けい留義務のないねこによる環境衛生面などの苦情が増加しているが、愛がん用の小動物とのふれあいは心のやすらぎやいわゆるアニマルセラピーなどの有用性が認められているので、動物愛護の観点からも、住民との共生を図るための取組を検討すべきとの意見。
  2. 障害児・者施設の入所者の費用徴収については、保護者の所得や障害者年金受給額などに応じた負担額の決定がなされているにもかかわらず、一部に恒常的な未納者が見受けられるので、未収金が生じないための取組を検討すべきとの意見。

 次に、病院局関係として

  1. 加茂病院の縮小計画については、地域への医療サービスの低下が懸念されているので、計画の実施に当たっては、産婦人科医師の複数配置に努めるなど地元の要望に十分配慮されたいこと。
    また、高齢化社会における医療ニーズに合わせて削減対象となった病床の療養型病床群への転換を検討すべきとの意見。
  2. 県立病院の医療提供体制については、新・県立病院中長期構想において体系化したところであるが、民間医療機関との機能分担を明確にするため、高度医療を担う病院としての整備に努めるべきとの意見。
  3. 優秀な医師の確保に当たっては、医師にとっても魅力ある病院とする必要があるので、剖検率の向上や教育・研修機能の充実に努めるべきとの意見。
    以上が、審査の過程で述べられた主なる要望・意見の概要であります。
    なお、本委員会は、昨日、12月17日、国の緊急経済対策に対する本県の対応について調査を行ったところであります。

 次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。

 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、請願・陳情の審査結果について申し上げます。
 陳情第31号、継続中の陳情平成10年第4号については、継続審査。
 残りの請願第15号については、願意妥当と認め、採択すべきものと決した次第であります。
 なお、採択された請願は、知事に送付すべきものと決しました。
 以上をもって、報告といたします。

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