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平成10年9月定例会(少子・高齢社会対策特別委員長報告)
平成10年9月定例会 少子・高齢社会対策特別委員長報告(9月24日)
委員長 斎藤 勲
少子・高齢社会対策特別委員会における6月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
本特別委員会は、9月7日に会議を開催し、少子・高齢社会の現状について、及び少子・高齢社会対策関連施策について調査を行いました。
最初に、福祉保健部長から説明を聴取し、次いで質疑を行いました。
まず、質疑が行われた主な項目について申し上げます。
1 特別養護老人ホームでの結核集団感染に関連して、
- 法定伝染病であるにもかかわらず県において積極的な情報公開が行われなかった理由について
- 施設名等の公表を含めた今後の情報公開の在り方について
- 発端の患者が確認された段階での感染防止に向けた県の対応状況について
1 高齢社会対策に関連して、
- 寝たきり老人の在宅率低減に向けた特別養護老人ホームの施設整備を一層強力に推進する必要性について
- 高齢化社会が抱えている深刻なイメージを払拭する必要性について
- 施策に応じた対象年齢の見直しの必要性について
1 合計特殊出生率の減少傾向を踏まえた早急な少子化対策推進の必要性について
1 中学校における心の教室相談員事業の実効性を高めるための取組の必要性について
次に、調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。
1 子育て支援事業については、親同士の交流やグループ活動の推進により孤独な子育ての解消を図ることも重要であるので、公民館等における学習活動を充実するとともに保育園の空き室等の積極的な開放が推進されるよう取り組むべきとの意見。
なお、本特別委員会は、去る9月16日から3日間にわたり、静岡県における少子・高齢社会対策の取組状況等について、行政視察を実施したところであります。
以上をもって報告といたします。