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佐渡無名異焼(さどむみょういやき)
江戸時代より続く佐渡島の伝統
江戸時代中期に佐渡奉行に佐渡産の焼き物が奨励され、本格的な佐渡生まれの施釉陶器(せゆうとうき)が作られました。
江戸時代後期には無名異土(むみょういど)と呼ばれる赤土を混ぜた陶土で楽焼(らくやき)が作られ、これが無名異焼の始まりと言われています。その後、明治時代に高温で焼成する堅硬な無名異焼が完成し現在に至ります。
【令和6年10月17日指定】
佐渡島内で産出する赤土で焼き上げる
無名異焼の特徴と言える無名異土(赤土)は、酸化鉄を大量に含んだ赤色の鉱土のことを言います。この無名異土は古くから止血剤等の薬に用いられ、佐渡でも薬用として販売されていたという謂れもあります。佐渡では、その無名異土を素地土に混ぜて赤色の器を作ったため「無名異焼」として親しまれるようになりました。
主な商品
- 花瓶
- 茶器
- 皿
- 酒器
- カップ
- 箸置き
産地組合名
佐渡無名異焼の会
〒952-1557 新潟県佐渡市相川一丁目1(無名異陶芸 伊藤赤水内)
電話 0259-74-2127