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令和6年度 人工腎臓透析実施状況調査結果概要
県内の人工腎臓透析の状況を取りまとめましたのでお知らせします。
調査基準日:令和6年12月31日(火曜日)現在
1 施設数
県内で人工腎臓透析を実施している施設は51施設で、前年(53施設)より減少した。
(新潟労災病院、燕労災病院及び三条総合病院の減と済生会新潟県央基幹病院の増によるもの。)
2 人工透析台数
人工透析装置台数は2,165台で、前年(2,153台)より12台増加した。
3 透析実施者数
1.令和6年12月31日現在の全透析者(CAPD※のみの受療者を除く)数は4,916人で、前年(5,138人)より222人減少した(県外からの患者28人を含む)。
2.CAPD受療者(血液透析併用者除く)は107人で、全透析者数に比して2.2%にあたる。
3.令和6年12月31日の透析実施者数は2,065人で、うち昼間の実施者は1,996人(96.7%)、夜間の実施者は69人(3.3%)であった。
令和6年12月30日の透析実施者数は2,824人で、うち昼間の実施者は2,199人(77.9%)、夜間の実施者は625人(22.1%)であった。
※ CAPD……持続的外来(携帯型)腹膜透析。患者が自宅で透析液バッグを1日何回か交換することで、日常生活下に持続的腹膜透析が行える方法。
4 透析能力
現在の透析装置および人員体制で透析可能な最大人数は、
令和6年12月31日において
- 一度に同時に2,048人(全受療者の41.7%)
- 昼間だけで1日2,329人(全受療者の47.4%)
- 夜間だけで1日161人(7施設・全受療者の3.3%)
令和6年12月30日において
- 一度に同時に2,094人(全受療者の42.6%)
- 昼間だけで1日2,810人(全受療者の47.0%)
- 夜間だけで1日855人(30施設・全受療者の17.4%)
である。
5 増設計画
今後の人工透析装置の増設計画は、全県合計で3台、患者23人分となっている。
6 腎移植希望者数
腎移植希望者は182人で、全受療者数の3.7%を占めている。
7 新規透析実施者
新たに573人(全受療者の11.7%)の患者が透析を実施し、そのうち216人(新規透析実施者の37.7%)が糖尿病性腎症に起因している。
8 透析受療者の健康状態
- 健康な人とほぼ同様の日常生活を送っている人(認知症や合併症等で社会復帰できない人、入院している人など以外を指す。CAPD受療者を除く)は2,948人であり、全受療者の60.0%である。
- 通院に介助を要する人は1,120人で、全受療者の22.8%である。
9 転帰の状況
過去1年間(令和5年12月30日~令和6年12月31日)の死亡者数は572人(全受療者数の11.6%)、転院者は743人(全受療者数の15.1%)であった。
10 透析担当医の状況
- 透析を担当する医師の総数は193人であり、医師一人当たりの患者数は25.5人である。
- 透析を担当する医師のうち、12月31日に透析を実施した医師数は63人であった。
- 透析を担当する医師のうち、一般社団法人日本透析医学会が認定する専門医数は80人であった。
11 専任職員数
- 看護師と准看護師の総数は586人であり、一人当たりの患者数は8.4人である。
- 臨床工学技士の総数は241人であり、一人当たりの患者数は20.4人である。
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