本文
令和5年度 人工腎臓透析実施状況調査結果概要
県内の人工腎臓透析の状況を取りまとめましたのでお知らせします。
調査基準日:令和5年6月19日(月曜日)現在
1 施設数
県内で人工腎臓透析を実施している施設は53施設で、前年(53施設)より変化なかった。
2 人工透析台数
人工透析装置台数は2,153台で、前年(2,124台)より29台増加した。
3 透析実施者数
- 令和5年6月19日現在の全透析者(CAPD※のみの受療者を除く)数は5,138人で、前年(5,172人)より34人減少した(県外からの患者24人を含む)。
- CAPD受療者(血液透析併用者除く)は111人で、全透析者数に比して2.2%にあたる。
- 令和5年6月19日当日の透析実施者数は2,815人で、うち昼間の実施者は2,012人(71.5%)、夜間の実施者は803人(28.5%)であった。
- 実施者数を二次医療圏別に見ると、上位は新潟2,048人、中越948人、上越548人となっている。
また、透析装置が特に不足している地域(1台当たりの患者数が多い地域)は、佐渡(2.6人)である。
※ CAPD:持続的外来(携帯型)腹膜透析。患者が自宅で透析液バッグを1日何回か交換することで、日常生活下に持続的腹膜透析が行える方法。
4 透析能力
現在の透析装置および人員体制で透析可能な最大人数は、
- 一度に同時に2,058人(全受療者の40.1%)、
- 昼間だけで1日2,440人(全受療者の47.5%)、
- 夜間だけで1日888人(34施設・全受療者の17.3%)である。
5 増設計画
今後の人工透析装置の増設計画は、全県合計で54台、患者68人分となっている。
6 腎移植希望者数
腎移植希望者は184人で、全受療者数の3.6%を占めている。
7 新規透析実施者
新たに629人(全受療者の12.2%)の患者が透析を実施し、そのうち227人(新規透析実施者の36.1%)が糖尿病性腎症に起因している。
8 透析受療者の健康状態
- 健康な人とほぼ同様の日常生活を送っている人(認知症や合併症等で社会復帰できない人、入院している人など以外を指す。CAPD受療者を除く。)は3,358人であり、全受療者の65.4%である。
- 通院に介助を要する人は1,340人で、全受療者の26.1%である。
9 転帰の状況
過去1年間(令和34年6月20日~令和5年6月19日)の死亡者数は595人(全受療者数の11.6%)、転院者は973人(全受療者数の18.9%)であった。
10 透析担当医の状況
- 透析を担当する医師の総数は207人であり、医師一人当たりの患者数は24.8人である。
- 透析を担当する医師のうち、6月19日に透析を実施した医師数は99人であった。
- 透析を担当する医師のうち、一般社団法人日本透析医学会が認定する専門医数は76人であった。
11 専任職員数
- 看護師と准看護師の総数は707人であり、一人当たりの患者数は7.3人である。
- 臨床工学技士の総数は248人であり、一人当たりの患者数は20.7人である。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)