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緩和ケア研修会についてお知らせします

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0380057 更新日:2024年3月25日更新

緩和ケアとは

 平成28年12月に改正された国のがん対策基本法(平成18年法律第98号)第15条において、緩和ケアとは、「がんその他の特定の疾病に罹患した者に係る身体的若しくは精神的な苦痛又は社会生活上の不安を緩和することによりその療養生活の質の維持向上を図ることを主たる目的とする治療、看護その他の行為をいう。」と定義されております。また、法第17条において、がん患者の療養生活の質の維持向上のために必要な施策として、「緩和ケアが診断の時から適切に提供されるようにすること」と明記されています。このように、緩和ケアとは、身体的・精神心理的・社会的苦痛等の「全人的な苦痛」への対応(全人的なケア)を診断時から行うことを通じて、患者とその家族のQOLの向上を目標とするものです。

緩和ケア研修会について

 県では、「新潟県がん対策推進計画」(第3次、令和3年3月策定)において、「病院においてがん診療に携わる全ての医師が研修等により、緩和ケアについての基本的な知識を習得すること」を目標に掲げています。
 これらの目標を達成し、緩和ケアの普及を図るため、がん診療連携拠点病院を中心に、県内各地で緩和ケア研修会が開催されています。

緩和ケア研修会標準プログラム

 緩和ケア研修会は、「e-learning」と「集合研修」双方の修了をもって、緩和ケア研修会の修了となります。

※集合研修の申込までにe-learningを修了しておく必要があります。
※集合研修は、e-learning修了後、2年以内に受講することができます。

(1)e-learning

科目 内容
必須科目 (1) 患者の視点を取り入れた全人的な緩和ケア(がんと診断された時からの緩和ケアについての説明を含む。)
(2) 苦痛のスクリーニングと、その結果に応じた症状緩和及び専門的な緩和ケアへのつなぎ方
(3) がん疼痛の機序、評価及びWHO方式のがん疼痛治療法を基本とした疼痛緩和に係る治療計画などを含む具体的なマネジメント方法(医療用麻薬に関する誤解を踏まえた上で、多様化する医療用麻薬の使用上の注意点、副作用やその対策への説明、医療用麻薬の提供における多職種の役割、緩和的放射線や神経ブロック等の薬物療法以外の疼痛治療法に関する内容を含む。)
(4) 呼吸困難等の身体的苦痛に対する緩和ケア(治療に伴う副作用・合併症等の身体的苦痛の緩和を含む。)
(5) 消化器症状等の身体的苦痛に対する緩和ケア(治療に伴う副作用・合併症等の身体的苦痛の緩和を含む。)
(6) 不安、抑うつ等の精神心理的苦痛に対する緩和ケア
(7) せん妄等の精神心理的苦痛に対する緩和ケア
(8) がん等の緩和ケアにおけるコミュニケーション(患者への悪い知らせの伝え方、がん等と診断された時から行われる当該患者の治療全体の見通しについての説明や患者の意思決定支援を含む。)
(9) がん患者等の療養場所の選択、地域における連携、在宅における緩和ケアの実際
(10) アドバンス・ケア・プランニング、家族の悲嘆や介護等への理解、看取りのケア、遺族に対するグリーフケア
選択科目
(選択科目のうち、2項目以上を学習すること)
(1) がん以外に対する緩和ケア
(2) 疼痛、呼吸困難、消化器症状以外の身体的苦痛に対する緩和ケア
(3) 不安、抑うつ、せん妄以外の精神心理的苦痛に対する緩和ケア
(4) 緩和的放射線治療や神経ブロック等による症状緩和
(5) 社会的苦痛に対する緩和ケア

(2)集合研修

内容 時間数
(1) e-learningで学習した内容の復習及び質問等 45分以上
(2) グループ演習
ア 全人的苦痛に対する緩和ケア(チームアプローチによる観点を含む。)
イ がん患者等の療養場所の選択、地域における連携、在宅における緩和ケアの実際
180分以上
(3) ロールプレイングによる演習
ア がん等の緩和ケアにおけるコミュニケーション(患者への悪い知らせの伝え方、がん等と診断された時から行われる当該患者の治療全体の見通しについての説明や患者の意思決定支援を含む。)
90分以上
(4) がん体験者やケア提供者等からの講演、又は集合研修の実施主体や実施主体と連携する施設等において取り組まれているがん患者等への支援 15分以上

研修受講対象者

 県内の医療機関等に勤務するがん診療に携わる医療従事者(医師、看護師、薬剤師など)が対象になります。

受講から修了証書発行までの流れ

(1)e-learningの受講

  • 受講者は、e-learningサイトで受講者登録を行い、受講してください。パソコン、タブレット、スマートフォンでの受講が可能です。
  • 必須10科目と選択2科目を受講した後、修了テストを受けてください。
  • 修了テストに合格すると、修了証書発行が可能になりますので、自身のパソコンから「e-learning修了証書」を印刷してください。(注意:e-learning修了証書の有効期間は2年間となります。)
    〈e-learningサイトへのリンク〉https://peace.study.jp/rpv/<外部リンク>

(2)集合研修の申し込み

集合研修を受講する施設の申込方法等を確認し、申し込んでください。
(注意:申込の際に「e-learning修了証書」又は「e-learning修了証書のID」が必要です。)

(3)集合研修の受講

(4)回答期限までにe-learningサイトでポストアンケートに回答(回答期限厳守)

(5)修了証書の発行

修了証書は、集合研修受講施設から交付されます。

集合研修の開催スケジュール

 受講を希望される方は、各主催者の「お問い合わせ先」にお問い合わせください。

 新型コロナウイルス感染症等の影響により変更となる場合があります。

 
主催者 開催場所 開催日 時間 お問い合わせ先
県立がんセンター新潟病院 県立がんセンター新潟病院 2024年5月19日(日曜日) 8時30分~16時50分 緩和ケアセンター
Tel: 025-266-5111(内線 2253)
Fax: 025-266-5162
E-mail: kanwa-gm@niigata-cc.jp
長岡赤十字病院 長岡赤十字病院     緩和ケアセンター
Tel:0258-28-3600(代表)
Fax:0258-28-9060
魚沼基幹病院 魚沼基幹病院     経営企画課(緩和ケア研修会事務局)
Tel:025-777-3200(代表)
E-mail:k-fukano@ncmi.or.jp
済生会新潟病院 済生会新潟病院     緩和ケア研修会事務局 小竹
Tel:025-233-6161(代表)
​Fax:025-233-8880
E-mail:kota@ngt.saiseikai.or.jp
新潟大学医歯学総合病院 新潟大学医歯学総合病院

 

  医事課(緩和ケア研修会事務局)
Tel:025-227-2463/2438
Fax:025-227-0735
E-mail:kannwac@nuh.niigata-u.ac.jp
県立新発田病院 県立新発田病院     教育研修センター
Tel:0254-22-3121(内線2563)
Fax:0254-22-5374
E-mail:kensyu-center02@sbthp.jp
県立中央病院 県立中央病院     経営課 緩和ケア担当
Tel:025-522-7711(代表)
Fax:025-521-3720
E-mail:keiei-9@cent-hosp.pref.niigata.jp
長岡中央綜合病院 長岡中央綜合病院     医療支援課
Tel:0258-35-3700
E-mail:iriyousienka@nagachu.jp
新潟市民病院 新潟市民病院     総合診療内科・緩和ケアチーム
Tel:025-281-5151(代表)
Fax:025-281-5187
E-mail:yabe0724@jeans.ocn.ne.jp
佐渡総合病院 佐渡総合病院     Tel:0259-63-3121(代表)
Fax:0259-63-6335
E-mail:

修了証書

 すべての単位を修了された医療従事者には、厚生労働省健康局長の修了証書を交付します。
 ※ 修了証書の発行には、研修会を受講してから3か月程度かかります。

緩和ケア研修修了者のためのフォローアップ研修会

 がん診療に携わる医療従事者の緩和ケアについて、基本的な知識を習得することの継続性を確保し、治療の初期段階からの緩和ケアの提供が継続して行われるようにすることを目的に開催されています。
 参加対象者は、新潟県内のがん診療に携わる全ての医療従事者のうち、以下のいずれかに該当する者になります。

  1. 緩和ケア・精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会の修了者
  2. 緩和ケア研修会の修了者
  3. 緩和ケア研修会のファシリテーターを行っている者

フォローアップ研修会開催スケジュール

主催者 開催場所 開催日 時間 連絡先
         

がん診療に携わる医療者に対する緩和ケアチーム研修会

 自施設の緩和ケアチームの役割認識や課題分析、目標設定等について、グループワークを中心とした研修で具体的な改善策を検討します。また、新潟県全体の緩和ケア水準の向上を目標として、講義を受講し基礎的な知識習得を目指します。

 参加対象者は、新潟県内でがん診療に携わる医療者(医師・薬剤師・看護師・その他)のうち、医療機関で緩和ケアチームに所属し、多職種による緩和ケアを患者・家族に提供している方です。

※今回対象とする「緩和ケアチーム」は以下の二項目を満たす場合とします。
(1) 緩和ケアチームに常勤の医師が1 名以上配置されている(専従である必要はありません)
(2) 紹介患者の身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな苦痛を包括的に評価し、必要に応じて疼痛・身体症状の緩和に関する専門家や精神症状の緩和に関する専門家と協力する体制がある、または体制を構築中である

がん診療に携わる医療者に対する緩和ケアチーム研修会開催スケジュール

 

主催者 開催場所 開催日 時間 連絡先
         

 

修了者名簿

緩和ケア研修会修了者 (旧指針)(PDF形式 847キロバイト)

緩和ケア研修会修了者 (新指針)(PDF形式 669キロバイト) 

※修了者氏名・所属が「ー」となっているのは、本人の希望により非公開となっているものです。

※修了者所属のみ「ー」となっているのは、修了時点で本人の所属がなかったものです。

参考資料

※各様式は県への提出が必要です。

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