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(株)島田組 宮下楓華さん(2024年5月入社)

建設コーディネーターとしての挑戦と地域貢献
株式会社島田組
2024年5月入社
建築部
宮下 楓華(みやした ふうか) さん
■出身:高校 普通科
■資格:建設ディレクター
自分が求めていた世界…頑張るほどに成果
現場を支え、地域とつなぐ「建設コーディネーター」
建設コーディネーターという役割を担っています。一般的には建設ディレクターと呼ばれ、申請書などの書類業務や現場写真の整理など、現場をサポートする仕事です。業務はさまざまで、内容がきっちり決まっているわけではありません。自分なりにどう貢献できるのかを考え、実行していきます。だからこそ自らの強みや発想を生かし、挑戦することができます。
私は高校卒業後に上京して、観光バスの会社に勤務したり、歯科助手の仕事をしたりしていましたが、都会の大勢の中の一人ではなく、一個人として尊重してもらえる新潟にUターンしてきました。
新潟では、友人の勧めで思ってもみなかった建設業に携わることになりましたが、自分が求めていた世界はここ。頑張るほど成果が出て評価されることが楽しくて仕方がないです。
これまでに作業員の方が手書きしていた日報をスマートフォンで提出できるようにしたほか、写真整理システムの社内導入を目指した勉強会も開催しています。力を入れているのは、地域の皆様への広報活動です。住民向けや子ども向けのお便りを作って回覧板などで回し、工事の進捗状況や仕事内容を伝えています。
| 宮下さん作成の地域のみなさんに向けたお便り | こちらは小学生向け。地域のこどもたちにも興味を持ってもらえるよう工夫しています。 |
公共事業の場合は税金が使われているので、お便りで使い道をしっかりお伝えしたいと考えています。また、工事中の建物を地域で育てているという愛着や、建設業への興味関心を持っていただくことも狙いです。自分が現場で得る感覚も大切にしながら、一見難しそうなプロの仕事を分かりやすく伝え、地域と現場をつなげていきたいです。
未経験者も安心!温かく、成長を支える職場環境
未経験者であっても、意見を対等に受け止めてくれる温かい職場です。サポートも前向きで、日報のスマートフォン提出のシステム化も上司の後押しで実現できました。分からないことに対して根気強く教えてくれる先輩も多いです。例えば現場写真の整理を覚える際には、確認してもらって修正して…というのを何回も重ねました。
建設業は専門用語が多くて大変です。特に地域向けのお便りなどでは、知識がない方にも伝わるように、かみ砕いて書く必要もあります。自分で調べることに加え、職人さんにたくさん質問をして学んでいます。
●とある一日のスケジュール
- 08:00
- 朝礼・ラジオ体操
- 08:10
- KY(危険予知)活動や安全書類の作成
- 12:00
- 昼休み
- 13:00
- 写真撮影・整理
- 16:00
- 業者と打ち合わせ
- 17:00
- 翌日の準備
- 17:30
- 退勤
●キャリアパス
建設ディレクターは建設業における新しい職域であり、業務内容の形がしっかりと決まっているわけではないので、その人の得意なことを活かせると思います。例えばエクセルの作業が得意であれば、社員が働きやすい事務作業に対する後方支援などができるかもしれません。私は建物が出来上がっていく様子が好きなので、より現場に近い仕事になっています。今後は近隣の同業者と意見交換する場を設けてみたいです。建設業を広く知ってもらえるきっかけを作りたいと思っています。
「新しいことに挑戦したい」会社の活気は地域の活気に
職場では70代が一番上の世代です。その社員の経験から学ぶことが多いので、多様な年代の人と働きたいと思っています。でも、建設業は年齢層が高めなので、同年代や女性がもっといてくれたら身近な話題で盛り上がれそうですよね。社員が増えれば、新しいことにも挑戦できます。
私は今、自分が考えたことが形になっていくことに達成感を得ています。入社したばかりでもやりがいを感じられることがたくさんあります。建設業は各地にあります。業界や会社に若い人の活気が加われば、それが地域の活気にもつながっていくはずです。