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株式会社 伊藤組
働き方改革×建設業
「労働環境を整え、パフォーマンスを引き上げる好循環をつくりたい」と語る伊藤和彦社長
医療職出身の社長が挑む、建設業の健康経営
働く環境を整えないと最大のパフォーマンスはできない―。
前職は医療職に就いていた伊藤和彦社長が大切にしている信念です。伊藤組は地域のインフラ整備などを手掛ける総合建設業。「安心して働ける環境があってこそ、いい仕事ができる」と考えています。社員が無理なく働き、地域の中で自分らしく生活できること。その積み重ねが、地域の暮らしを支えるしっかりしたインフラ整備につながっていくと信じています。
建設業は“きつい”イメージがあるとされますが、実際はさまざまな対策を講じて労働環境の改善が図られています。伊藤組では、(1)働く人の健康管理の支援、(2)業務の平準化やバックオフィス体制の強化などによる労働時間の改善(3)休暇取得の積極的な推進を行っています。
定期健康診断の受診率は100%を達成しており、予防接種やフィットネスジムの法人契約などの支援を充実させています。また、働き方を見直すための会議を毎月開催し、時間外労働の縮減を図っているほか、有給休暇を時間単位で取得できたり、希望に応じて短時間勤務を選択したりできるようにしています。育児や介護の両立を支援するため、在宅や短時間の勤務制度を整備し、育児休業取得については男女とも積極的に推進しています。
デジタル技術、建設ディレクター…現場環境改善で「気持ちと身体が楽に」
現場技術者の負担を軽減し、作業の効率化と労働時間の最適化を図るために、デジタル技術を積極的に取り入れ、「建設ディレクター」の活用を行っています。
デジタル技術は平面図を3Dに起こすソフトを使ったり、従来は複数人で行っていた測量作業を専門の機器を使って一人でできるようにしたり…。現場の声を反映させながら新しい技術を取り入れ、省人化と生産性の向上を図っています。「基本が分かれば使いこなせる。業務の速さは2倍以上、3、4倍は速くなったかな」と社員。
3Dソフトを使って効率化を図っている
「建設ディレクター」の役割は、現場の技術者をサポートすることです。これまで現場の技術者が行っていた書類の作成や、工事の写真管理、資材の数量をまとめるといった多岐にわたる作業を代わりに担っており、建設ディレクターと技術者で役割分担を行い、業務の効率化を図っています。
社員は「気持ちと身体が楽になり、家で過ごす時間が増えました。週末に書類づくりをしなければいけないという状況もなくなり、週休2日が当たり前になりました」と笑顔を見せていました。
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若手社員が先輩から3Dソフトの操作を教えてもらっている様子 |
ICT測量機器を使ったワンマン測量の様子 |
今回取材にご協力いただいた企業
〜株式会社 伊藤組〜
1912年創業の伊藤組は、新発田市を拠点に、発注者から直接工事を請け負い、多数の協力会社と共に土木・建築工事を遂行する「元請け」を主軸とし、地域インフラの補修・維持管理も手掛ける総合建設業です。
土木部門では主に国土交通省、新潟県、新発田市から受注。砂防ダムの施工、加治川水系等の河川護岸工事、各土地改良区を含む農地整備事業などの実績があります。建築部門では公共施設のほか、製造工場やオフィス、病院、保育施設、介護施設など幅広い建設を手掛けています。長年の経験と実績を「ものづくり」に活かし、顧客のニーズに合わせて柔軟に対応できることが強みです。
株式会社伊藤組
本社所在地/新発田市
業種/土木工事 建築工事 他
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