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小柳建設 株式会社

DX×建設業
働き方改革×建設業
DXの積極推進! 変化を楽しみながら、建設業界の新たな扉を開く

あ​最先端のMR技術を使ったアプリケーション「Holostruction」。日本マイクロソフト社と連携し、2019年にローンチ

時間の使い方、考え方を変えたHolostruction

工事前に紙の平面図を見ながら打ち合わせ――建設業界では当たり前だった光景です。ただ、経験豊富な社員なら平面図からリアルなイメージを持つことができますが、新入社員など専門知識のない人にはなかなかイメージが伝わりません。加えて、イメージをすり合わせるため対面で図面を共有する必要があり、現場とオフィス間の移動に時間がかかることも課題でした。小柳建設では、そんな諸問題を解消し、働く人たちを楽にしたいとの思いからMR(複合現実)技術を使ったアプリケーションHolostruction(ホロストラクション)を開発しました。

専用のゴーグル端末を装着し、設計した建物の3次元モデルなどをホログラフィックとして投影するHolostruction。遠隔地の参加者も同じ映像を見ることができるので、現地に行かずとも立体的なイメージの共有と理解度が高まり、打ち合わせや残業時間の大幅削減を実現。生産性向上はもちろん、副次的な効果として「これまでの働き方を疑う」など考え方への影響も。他の部門でも「もっと良い方法があるのでは?」と自主的に考える社員が増えたようです。​

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加茂オフィスの1階。開放的かつ洗練された吹き抜け構造

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随所にあるデジタルサイネージは、各所と映像でつないだり、各部門の採算状況をグラフで提示など情報共有化に貢献

DXによる環境整備で、生産性や働き方、社員の意識も進化

2014年の現社長就任を機に本格的な職場改革を進めてきたこの企業。その取り組みのうち、DXについては「見える化すること」と定義し、みんなが同じものを見て共通認識を持ちながら仕事に向かう環境づくりを行っています。

ハード面で大きいものとしては2021年に行った加茂オフィスの建て替えです。新オフィスではデジタルサイネージを活用し、経営数字や社内ニュースの常時投影など随所で見える化を推進。ソフト面では、2016年に基幹システムのフルクラウド化、2018年に社員間の連絡ツールとしてMicrosoft Teamsを導入と、いつでもどこでも同じように仕事ができる環境の整備が、生産性向上と働きやすさに直結しています。

そうしたさまざまな取り組みを実行できた背景には、2010年に導入したアメーバ経営の考え方も関係しているようです。チーム単位で時間あたりの生産性を高めるため、各自がより良い方法を考えるようになった「社員の経営意識向上」もDX推進の成果。“変化を楽しもう。”というコーポレートメッセージのもと、社員一人ひとりが変化と進化を楽しみながらDXに参画しているわけです。

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加茂オフィスでは、自席を設けず働く内容に応じて場所を変えられるABW(Activity Based Working)を採用

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上司との面談ができる「1 on 1ブース」。チーム内のコミュニケーションを活性化するスペースだ

今回取材にご協力いただいた企業
〜小柳建設 株式会社〜​

1945年創業の小柳建設。創業の地である加茂市の本店オフィスを2021年1月に全面リニューアル。小柳卓蔵社長は43歳、現経営陣の平均年齢も40代と若く、“変化を楽しもう。”というコーポレートメッセージのもと、時代の変化に対応し、よりスピード感のある業務体制の構築に挑んでいます。

会社組織を小さな集団に細分化し、小集団ごとに独立採算で運営する「アメーバ経営」の導入も特徴です。その考え方とともに、社内の情報共有化とコミュニケーション強化も同時に浸透させることで、各社員が目の前の現場だけでなくチーム全体、会社全体で「いかに生産性を高く働けるか」と考えるようになってきているとのこと。

さらに、有給休暇や育児休業の取得も推進し、仕事量の平準化、有事の際に業務が滞ることを防ぐ取り組みも行いながら、月平均残業時間は1.4時間(2023年度)まで減少。社員一人ひとりが健康で活き活きと働き続けられる環境を整備しつつ、建設業のイメージアップに取り組んでいます。

 

小柳建設 株式会社

本社所在地/三条市

業種:土木事業 建築事業 浚渫事業 舗装事業 Holostruction事業 他

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