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株式会社 水倉組

働き方改革×建設業
SDGs×建設業
「変化と改革に挑む」精神で、持続可能な社会と未来を拓く

あ​事務所内の大型モニターで、各現場のリアルタイム映像をチェック。社員が働きやすい環境づくりにつながるDX化だ

業務効率化による働き方改革を目指し、DX推進チームを新設

新潟県下越地区を中心に「農業土木」の建設会社として歴史を積み上げてきた水倉組。建設業の未来に順応しながら、より働きやすい環境の構築に向け、2024年7月に「DX宣言書」を発表しました。この宣言書に基づいて新設されたのが「建設ディレクター・DX推進部」です。デジタル技術の活用によって作業の効率化を推し進め、社員が働きやすい環境をつくることが主なミッション。その意味では、働き方改革の先導役とも言えるチームが誕生したわけです。

こちらではドローンを使っての測量など個々の現場ですでにデジタル技術は導入されていましたが、今回の会社全体でのDX推進事例の一つが、業務プロセスやシステムの可視化です。現場と本社をカメラでつないだことで、会社にいながら進捗状況を常時確認できるようになったほか、現場の防犯対策にも効果がありました。さらに、膨大な工事書類のクラウド化も進めており、現場技術者にとっては煩雑な作業でもある書類作成等をこの専門部署がフォローすることで、現場の一層の業務効率化と労働時間短縮を目指しています。

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新設されたDX推進チーム。外部知見や情報を積極的に活用し、ノウハウも蓄積しながらDX推進体制を構築する

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ICT技術を活用しながら工事施工に係る書類の作成等を行うのが「建設ディレクター」。現場技術者の負担軽減に貢献

地域貢献活動や産学連携事業にも積極的に向かう

こちらの会社は、今年度よりSDGsに関連した福祉事業にも取り組んでいます。これまでに培ってきた建設技術やノウハウを活かしながら、特にSDGsのゴール1から4の目標である「子供の孤立や貧困を無くし、子供たちの幸せを後押しする」ことを目指し、2024年5月に「地球の子供食堂と宿題Cafeひがくし店」を新潟市東区役所庁舎3階にオープン。現在では登録者が800名を超え、毎日50人ほどの子どもたちが利用。多くの子どもたちが食事し、笑い声が溢れ、宿題を頑張る、という光景が日常のものとなりました。さらに、清掃活動や稲刈り体験などの地域交流活動も積極的に行なっています。「このような地域の人たちとの交流は何物にも代えがたい貴重なものだと実感しています」と小林秀一取締役は話します。

また、近年は産学連携事業にも取り組んでいます。老朽化した鋼矢板水路をパネル被覆工法で補修し、農業水利施設の長寿命化を実現した「ストパネ工法」は、農研機構農村工学研究部門、新潟大学農学部と連携開発したもので、インフラメンテナンス大賞の最高賞である農林水産大臣賞を新潟県で初受賞しました。建設会社として、SDGsの精神を重んじ、地域や学生たちとも連携しながら、社会的な価値や責任を果たしていくことに意義がある……。そんな姿勢が伺えます。

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DX推進による働き方改革や福祉事業への取り組みを熱く語る小林秀一取締役。産学連携事業の推進者でもある

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新潟市東区の「地球の子供食堂と宿題Caféひがくし店」。こども食堂としては国内随一の広さを誇る

今回取材にご協力いただいた企業
〜株式会社 水倉組〜​

旧西蒲原郡巻町に本社社屋を構える水倉組は1913年(大正2年)に創業。初代・水倉庄六翁が唱えた「建設業は国土開発の基礎産業」を念頭に110年余もの歴史を誇る「農業土木」の建設会社です。新潟県下全域で2支店、5営業所を展開し、下越地区を主エリアとした道路工事、農業土木工事、建設工事などを行いながら、地域の産業や人々の暮らしを支える使命に真摯に向き合っています。

近年はICTの活用、官民連携での新技術の改良、地域ボランティア活動にも積極的で、働きやすい環境と作業の効率化を推し進めるために「DX宣言書」を発表。「変革と進化に挑む」精神で、建設業の未来に順応し、さらなる発展と持続可能な社会の実現を目指しています。

株式会社 水倉組

本社所在地/新潟市

業種:土木工事 建築工事 他

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