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株式会社 笠原建設
就業環境整備×建設業
「いまの自分より、少しだけ上のことをやっていこうという精神でやっています」と笠原翔太取締役 |
入社数年目のスタッフも現場責任者を務めることで仕事へのモチベーションが培われる |
女性を含む若手が活躍! 入社約5年で責任者としての実作業に
糸魚川市能生エリアに本社を構える笠原建設は、土木事業、建築事業はもとより、環境や地域に貢献するさまざまな事業を行う総合建設会社。
正社員181名という規模で、社員の平均年齢は40歳を下回っています。
これは、若手を積極的に登用するプログラムが組まれ、入社して5年ほどで現場の責任者としての実作業と自覚を持たせるようにしている社内アプローチの成果でもあるのです。
男性だから、女性だから、という概念をなくし、性別にかかわらず誰もが働きやすい環境を目指していることも大きな特徴で、近年は女性の採用が増加傾向にあります。
その結果、現場責任者を女性スタッフが務める事例も最近は増えてきました。女性が工事を管轄し、いきいきと働いている姿は若手社員に少なからぬ好影響を与えているようです。
事務所で図面を見ながら打ち合わせ。若手も女性も意見を出し合い、厳しさのなかにも和気あいあいとした雰囲気がある
女性や若手が働きやすい職場環境を整備
こちらの建築現場で働く男女の割合は、男性78.1%、女性21.9%と女性の割合も多くなってきています。仕事に男女の差はないとはいえ、結婚、出産といったライフステージの変化が影響することが女性には多いので、当然ながらその点もケアしています。例えば、社内には広いトイレやパウダールームを設置しました。また、育児休暇期間明けでも働きやすいように職場環境を整えています。女性の育児休暇取得率は100%。さらに男性も育児休暇を取るケースもみられます。
女性の活躍推進を行う企業に与えられる厚生労働省の「えるぼし認定」、子育て支援を積極的に行う「くるみん認定」も条件を満たしていたということで認定を得ています。さらに、若者の採用・育成に積極的な「ユースエール認定企業」にも5年連続で認定。同社の就業環境整備への取り組みは着実な評価を受けています。
社内に広々としたパウダールームを設置。これが女性社員に大好評! |
子育て支援を積極的に行う企業への「くるみん」、若者の採用育成に積極的な「ユースエール認定企業」の通知書(左) |
今回取材にご協力いただいた企業
〜株式会社 笠原建設〜
糸魚川市能生エリアを中心に土木、建築、環境や地域貢献事業などさまざまな事業を行っている笠原建設。
現場監督の機能、施工の機能を自社で有することで、施工管理と実作業を一貫してスムーズに行えるのが強み。このことは、災害対策、そして冬場の除雪の際にも役立っています。
創業は大正2年(1913年)で、初代から継承される社訓は「笠原の財産は人にあり」。土木・建設業務がよりシステマチックに変化していこうとも、人とのつながり、スタッフ同士のコミュニケーションを大事にする、という空気が社内には満ちています。平均年齢が40歳以下と若い社員が多く、誰もが新しいことに挑戦しやすい気運に満ちている印象の企業です。
株式会社 笠原建設
本社所在地/糸魚川市
業種:土木工事 建築工事 環境事業 地域事業 他
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