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【十日町】薬物乱用防止
薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」
薬物乱用問題は、成人のみならず、青少年への拡大が続いています。
昨今、社会的に影響力の大きい芸能人、有名人の逮捕も相次いで起こっており、青少年の薬物に対する警戒感や抵抗感が薄れることが大変危惧されています。
加えて、インターネット、携帯電話などの普及により、薬物を容易に入手できる環境が形成されつつあり、青少年の薬物乱用に拍車を掛けています。現在、薬物乱用(特に、覚醒剤)の更なる拡大及び低年齢化などが憂慮される深刻な状況にあります。
薬物乱用とは?
【1回の使用でも乱用とされる薬物】
- 覚せい剤
- シンナー
- 大麻(マリファナ)
- LSD
- コカイン
- ヘロイン
- MDMA
- 危険ドラッグ など
覚せい剤
大麻
MDMA
危険ドラッグ
薬物乱用のきっかけは?
同級生や身近な人々に勧められたり、海外旅行先で遊び半分に使ううちに薬物の依存性に染まってしまうケースがあります。また、「やせる薬」「肩こりに効く」「眠気が覚める」などと親切に見せかけた言葉で誘われるケースもあります。
「1回だけなら平気」「みんなやっている」「やせられる」このような甘い言葉には注意!
薬物を乱用するとどうなるの?
薬物を乱用すると、中枢神経が侵され、心や体はメチャクチャになります。
- 覚せい剤の場合
幻覚(幻聴、幻視、幻臭)、妄想、血圧上昇、食欲抑制など - シンナーの場合
記憶力低下、視力低下、歯がボロボロになる、貧血、生殖能力の低下、手足のふるえ、しびれ、麻痺など - 大麻(マリファナ)の場合
幻覚、妄想、肺ガンの誘発、生殖機能への悪影響など
薬物乱用はいったん始めると、やめられなくなります
乱用薬物は依存性が強いので、乱用すると自力ではなかなかやめることができなくなってしまいます。
薬物の効果がきれるとイライラしたり落ち着かなくなり、また薬物が欲しくなり、自分の意思によるコントロールがきかなくなります。さらに、薬物への欲求は激しくなり、強迫的な使用へとつながっていきます(精神依存)。
薬物によってはさらに身体依存の悪循環となり、深みにはまります。こうして、自分の意志では薬物使用のコントロールがきかなくなった状態を薬物依存といいます。ですから、薬物乱用は1度でも「ダメ。ゼッタイ。」なのです。
薬物に手を出さないためにはどうしたらいいの?
薬物乱用問題については、「自分だけは大丈夫」という決めつけは禁物です。薬物乱用がもたらす恐ろしい結果について正しく理解し、絶対に手を出さないという自覚が大切です。友だちや先輩など身近な人に誘われても断る勇気を持ちましょう。
「麻薬・覚せい剤乱用防止運動」
毎年10月1日から11月30日までの2か月間、「麻薬・覚せい剤乱用防止運動」が全国一斉に実施されています。
本運動は、麻薬、覚せい剤、大麻、シンナー、危険ドラッグなどの薬物乱用による弊害を正しく認識していただき、薬物乱用による弊害の根絶を目的としています。薬物の正しい知識を身に付けて、薬物乱用を撲滅しましょう!
※参考資料・画像:厚生労働省
薬物乱用の恐ろしさ(警視庁) <外部リンク>