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12月の旬

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0125656 更新日:2020年5月21日更新

サケ

特徴

 サケはふ化してから春まで河川で過ごし、体重1g程度になると遠い太平洋のベーリング海を目指して旅立ちます。太平洋では豊富な餌を食べながら3~4年間で親となり、産卵のために自分の生まれた川に帰ってきます。これを母川回帰(ぼせんかいき)といいます。
 本県には三面川、信濃川などの大河川があり、鮭の遡上条件に恵まれているため、大晦日には必ず新巻サケの焼き物が食膳を飾るというご家庭も多いことと思います。

伝統漁法「三面いぐり網」(三面漁協)の画像
伝統漁法「三面いぐり網」(三面漁協)

主な産地の紹介

 県内各地で水揚げされますが、特に村上市が主な産地としてあげられ、定置網で漁獲されます。
 また、今日のサケ隆盛の基盤となったサケの人工ふ化場は、明治11年に日本で初めて、本県の三面川(村上市)に設置されました。

吊して作られる塩引きの画像
吊して作られる塩引き

県産の出回り状況

 新潟県産のサケは、9月半ばから12月まで漁獲されますが、11月が最盛期です。その後お正月に向けて、塩引き、新巻といった加工品が県内の小売店や漁協の直売所等で販売されます。
 近年は輸入物のサケが小売店の店頭に一年中並んでいますが、新潟県人とゆかりの深い「新潟生まれのサケ」を是非ご賞味ください。

おいしい食べ方

 新潟を代表するサケを用いた加工品としては、「サケの塩引き」があげられます。

 保存食であるサケの塩引きは、焼いて食べるしかないと思いがちですが、他にも簡単でおいしい食べ方があるのでご紹介します。
 たまには、こんなオシャレな一品はいかがでしょうか。

サケ(塩引き)のマリネの作り方

  1. 塩引きの皮と骨を丁寧に取ってから、3~4mm程度の厚さにスライスする。
  2. タマネギ(輪切り)、にんじん(短冊状)、セロリ(短冊状)、レモン(輪切り)をそれぞれ用意する。
  3. 平らな容器に野菜、塩引きを交互に重ねて入れる。
  4. 酢と油を3対2の割合で混ぜたものに、コショウ、砂糖少々、好みでワイン少々を加えて味を整え、(3)の中に材料が浸るくらい入れ、冷蔵庫で保存する。
  5. 漬けてから2日くらいが食べ頃で、1週間から10日くらいは保存可能です。

ワンポイント:塩引きが切りにくい時は、少し冷凍すると切りやすくなります。

知っていますか?ミニ知識

サーモンピンクと言いますが

 魚はヒラメなどの白身魚と、マグロ等の赤身魚とがありますが、サケは白身と赤身、どっちでしょう?
 サーモンピンクとよく言われ、見た目は赤身のように思われますが 実はサケは白身魚です。
 サケは小さいときに身を開くと白身ですが、海で食べるエサ(オキアミ)に含まれている赤い色素(アスタキサンチン)によって、身が赤くなるのです。

サーモンピンクの画像

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