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10月の旬
マガレイ
特徴
本県近海では10数種類のカレイが漁獲されますが、その中でも特に多く漁獲されるカレイのひとつがマガレイです。マガレイはかわいいおちょぼ口が細く尖っていることから、通称「口ぼそ」とも呼ばれ、親しまれています。
主な産地の紹介
県内各地で小型底曳網で漁獲されますが、主に山北町から新潟市の県北を中心に水揚げされています。本県北部海域に流れ込む信濃川や阿賀野川など日本有数の大河によって、カレイはおいしく元気に育まれます。
県産の出回り状況
底曳網の禁漁期があける9月以降、産卵期の秋から冬にかけて特においしくなり、10月頃から旬を迎えます。焼き物、煮付けやフライなどどんな料理法にも合う上に、価格も手頃で安定しており、私たちの食卓に欠かせない魚です。
おいしい食べ方
焼き物、揚げ物や煮付けなどマガレイはどんな料理法にも合う、まさに料理の万能選手ですが、ここでは手軽な唐揚げの作り方をご紹介します。
マガレイの唐揚げの作り方(4人分)
材料
マガレイ(大型なら1尾、小型は4尾)
小麦粉や片栗粉(適量)、レモンや大根おろし(適宜)
作り方
- 鱗と内臓を取り除きます。
- 表面に軽く塩をふり、日陰で半日ほど干します。
- 揚げる前に両面の皮目に斜めに浅く切れ目を入れます。小型のものなら、そのまま揚げます。大型のものなら頭は取って、4つ切れ程度に切り分けます。
- 表面に小麦粉や片栗粉を薄くまぶし、170℃の油でじっくりと揚げます。二度揚げするとカラッと仕上がります。レモンや大根おろしなどを添えて出来上がり。
カレー風味にしたり、あんかけにしたりすることでいろいろなバリエーションが楽しめます。
知っていますか?ミニ知識
県産カレイを守る取り組み
現在、残念ながら本県沿岸域のカレイの資源量は減少が進んでおり、カレイの資源をよみがえらせるために様々な取り組みが行われています。その一例として、漁業者の皆さんは13cm以下の小さなマガレイは再放流するなど、新潟県産のおいしいカレイを供給し続けられるように、資源管理の取り組みを行っています。