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平成28年7月12日、農政時事研修を開催しました。この研修は毎年様々なテーマで行っていますが、今年はこれからの農業の可能性を広げるICT技術の取組み事例を紹介しました。
ICTとは“コンピューターなどの情報処理やネットなど通信に関連する技術、産業、設備、サービスなどの総称”と訳され、農業分野でも注目されていますが、実際の取組みについては理解が進んでいない状況です。
そこで、今回の研修ではICTの概要説明と、県内の3名の実践者から取組事例を紹介いただきました。
当日は農業者のほかJAや市町村、研究機関など様々な立場の方約100名が参加され、関心の高さがうかがわれました。
多くの参加者から“ICTの様々なメリットや必要性が理解できた”、との感想が聞かれました。
農事組合法人濁川生産組合様から、効率的な大規模複合経営におけるICT技術導入のメリットや今後の計画など紹介いただきました。
特に食味収量センサー搭載コンバインについての関心が高かったようです。
そうえん農場様から、航空写真などを使用し日々の営農が記録できるソフトとスマホやタブレットの活用で、経営の近代化やJGAP認証取得の取組を紹介いただきました。
東京オリンピックに向けた将来展望までICTの可能性を示唆いただきました。
株式会社ユニークワン様から、ICTによる業務の効率化と、マーケティング戦略や通販部門強化について紹介いただきました。
参加者の多くが、これからの農業経営にとってICT導入の必要性を強く感じた取組でした。