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農業びと(令和3年11月号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0447776 更新日:2021年11月10日更新

酪農経営に就農して10年目の挑戦へ
~酒井 彦卓さん(五泉市)~

 五泉市川東地区で酪農と和牛繁殖経営に取り組む酒井 彦卓(さかい ひろたか)さんを紹介します。

酒井彦卓(さかいひろたか)さんの写真
酒井彦卓さん

 酒井さんは、北海道の酪農学園大学を卒業後、迷わず実家に就農しました。酪農経営では重要な繁殖管理を任され、就農後すぐに家畜人工授精師の資格を取得して自ら人工授精を行ってきました。また、かかりつけの獣医師とともに受精卵移植にも取り組み、抜群の繁殖成績を残しています。

 また、家畜管理の省力化を図るため、経営を見直してきた酒井さんは、3年前から和牛繁殖にも取り組んできました。これまで培ってきた繁殖技術をもとに、和牛の母牛から採卵した受精卵を乳牛に移植をすることで和牛子牛の生産を進めています。
 今後は肉質など良い成績を持つ母牛から産まれた雌子牛を後継牛として育て、和牛繁殖経営にも力を入れていく予定です。

「移動のため繁殖和牛を捕まえたところ」の写真
移動のため繁殖和牛を捕まえたところ

「えさの掃き寄せをしながら牛の体調管理」の写真
えさの掃き寄せをしながら牛の体調管理

 毎日が忙しい酒井さんですが、新潟県の青年農業士の役員を務め、また中東蒲原地域の4Hクラブ「ドリームファーマーズ」の活動に参加し、畜産以外の若手農業者と積極的に関わっています。 メンバーとの交流は、自分とは違う視点・考え方など気づきがあり、良い刺激を得ることができると語ってくれました。

 現在、乳牛と和牛を合わせて70頭ほど飼育しています。今後は、頭数を維持しながらコストを下げるための牧草生産にも力を入れていこうと準備に余念がありません。

「今年からロールベーラーでの草地作業」の写真
今年からロールベーラーでの草地作業

 新潟県内の酪農家戸数が減少傾向にある中、次世代の酪農リーダーとして更なる活躍を期待しています。

 

 

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