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農業びと(令和3年9月号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0430275 更新日:2021年9月7日更新

村上牛の担い手に
~三田 美明 さん(村上市)~

 村上市の三田 美明(さんた よしあき)さんは、平成27年にUターン就農し、肉用牛の一部一貫経営(肥育牛100頭、繁殖牛40頭)と精肉・加工品販売をしています。

就農までの経緯

 高校卒業後、東京の精肉店へ修業に出て、「いつか自分のお店を出したい」という夢を抱き8年間懸命に働いて、13年前に新潟市西区で念願のステーキ店を開店しました。
 店の経営も軌道に乗り、やりがいも感じていましたが、お客様においしいと言ってもらえる立派な牛を育てたいという気持ちが強くなっていきました。
 また、店が繁盛して昼夜休みなく働いていたため、家族と過ごす時間を大切にしたい思いもあって、悩んだ末に7年間経営していた店を閉めて、家の後継者として就農しました。

三田 美明(さんた よしあき)さんの写真
自家の「Santaふぁーむ」に後継者として入りました

日々の業務を通じて感じていること

 良質な肉用牛を育てるには、血統や飼料のほかに多くの要素が絡み合い、牛それぞれに個性もあって、単純に数字で表すことができないため、日々試行錯誤しながら牛飼いをしています。
 また、ステーキ店を経営していた頃のお客様との縁で、加工品のインターネット販売・店頭販売につながり、消費者においしいと評価された時は大きな喜びを感じるそうです。 人との出会いに感謝し、お世話になった方に対して恩返ししたいと考えています。

牛を見つめる三田さんの写真
良質な肉用牛を育てるため、日々試行錯誤しています

めざす農業のかたち

 「全国肉用牛枝肉共励会に入賞する牛を育てること」、「おいしさにこだわった牛肉づくり」を一生かけて追及し、産地・ブランドの安定化につなげたいと考えています。

牛たちにエサを与える三田さんの写真
村上牛ブランドの安定化を目指します

 今後も村上牛を盛り立てる貴重な担い手として、活躍が期待されます。

 

 

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