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農業びと(令和3年6月号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0410190 更新日:2021年6月9日更新

アボカドに夢を託して
~関根 邦仁さん(新潟市南区)~

 関根 邦仁(せきね くにひと)さんは、白根地区でアボカドの栽培に挑戦する若手農業者です。実家は果樹(桃)、水稲、きのこを栽培する専業農家で、31歳のときに9代目として就農しました。

 まわりの先輩農業者に刺激を受けながらも埋められない技術的な経験の差に悩む日々。「自分だけの農業を見つけたい。」という思いから巡り会ったのは、誰も栽培していないものの国内需要があり、新潟でも栽培の可能性があった果樹「アボカド」でした。

「関根さんとアボカドセット」の写真
関根さんとアボカドセット

 ほぼ独学で栽培をはじめて6年、現在では約40品種のアボカドを栽培しており、その美味しさと珍しさが話題となって知名度は上がってきました。
 最近は、販売するとすぐに売り切れてしまうとともに、様々な方面からの講演依頼も舞い込むほどになりました。一方で安定生産には課題が多く、せん定や結実管理、施肥などまだまだ試行錯誤の連続だそうです。

「アボカドの集合」の写真
アボカドの集合

「ハウス内でのアボカド栽培」の写真
ハウス内でのアボカド栽培

 さらに、関根さんはJA新潟みらい果樹部会青年部の一員として地元白根産果樹のPRにも力を注いでいます。令和元年はおいしい桃を使った競技イベント「桃りんぴっく」を初開催し、大盛況となりました。白根のくだもので最初に売り出す桃をPRすることで、その後のぶどうや日本なしにつながってほしいとの思いで始めたそうです。

 昨年、今年とコロナの影響で白根産の桃を写真撮影する「フォトりんぴっく」の実施となってしまいましたが、先人たちが守り続けてきた白根ブランドの継承、そして伝統にとらわれない新しい挑戦。同じ志を持つ仲間とともに、若い感性をフル活用して今日も歩み続けます。

せきね農園

  • ホームページ:せきね農園<外部リンク>
  • アボカドの販売は8月下旬~3月頃

 

 

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