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農業びと(令和3年5月号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0401871 更新日:2021年5月18日更新

就農8年目、水田地帯で野菜栽培に挑む
~吉田 昌広さん(三条市)~

 新潟県三条市善久寺の水田作地帯で施設野菜に取り組んでいる吉田 昌広(よしだ まさひろ)さん(30歳)を紹介します。(※「吉」は「𠮷(つちよし)」)
 吉田さん宅の水稲部門は主に御両親が担当し、自身は当地域では珍しい施設野菜栽培と露地野菜栽培に就農直後から取り組んでいます。令和2年度には新潟県青年農業士に認定され、地域内外での活躍が期待されている若い担い手です。

植え付けしたレタスの様子を見る吉田さんの写真
植え付けしたレタスの様子を見る吉田さん

 品目はわさび菜、トマト、ブロッコリー、ほうれんそうなど15品目で延べ面積は110aとなります。
 特に主力品目のわさび菜は最初は手探りで始めて情報収集を重ね、いまでは地域でも抜きんでた生産量となっており、特産品目がない地域だからこそ新たな品目を強化することが大切だと考えているそうです。

「水田地帯の吉田さんのハウス群」の写真
水田地帯の吉田さんのハウス群

 直売所、インショップ、小売りでの販売のため、パッケージも含めた生産物への評価が直に伝わってくるので緊張もありますが、それも励みにして日々改良に余念がありません。水田での栽培のため、土壌改良に徹底して取り組んでおり排水対策や土壌の物理性の改善、有効微生物の活用など研究熱心です。

 県央地域の農家や飲食店と連携して生産流通販売グループでの活動にも熱心で、一例ではイタリア野菜をテーマに様々な分野の人との交流で情報や人脈を得ています。

 今後は品目数を絞って有力品目を効率的に生産し直売所の需要に応えることと、グループ活動を通じて三条市にも若い農家がたくさんいることを地元の人に知ってもらい、農業の魅力を発信していきたいと語って下さいました。

 

※吉田さんの「吉」の字について、正しくは「𠮷(つちよし)」です。

 

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