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農業びと(令和3年1月号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0344323 更新日:2021年2月1日更新

人とのつながりを大切に。―地域に根ざした農業経営をめざして―
~石田 泰雅さん(糸魚川市)~

 新潟県糸魚川市大野地区で水稲経営に取り組む石田 泰雅(いしだ たいが)さんを紹介します。

石田 泰雅さんの写真

 石田さんは、糸魚川市にある白馬岳蓮華温泉ロッジで、約4年間、主に宿泊業務や登山道の整備等に従事していました。
 その後、奥さんの同級生が地域の大規模農家であったことから、約5年間、そこで従業員として農業に携わっていました。そんな中、自ら農業経営を行なってみたいという気持ち、周りからの期待、借り入れ可能な農地が出たことなどから、農地を借り、農業経営に踏み切りました。また、事業活用をはじめ、関係機関の支援があったことも円滑な就農の後押しとなりました。

 独立経営を行うようになって6年目を迎え、現在、水稲7ha、乾燥調製等作業受託13ha、きゅうりの採種ほ10aと水稲主体に営んでいます。
 冬期間は、糸魚川市内の酒造会社に勤務することで、年間を通して、安定した所得を確保できたことから、稲作の機械装備を充実させて、規模拡大にも取り組めるようになりました。

稲刈りの様子の写真

 また、糸魚川農業青年グループ「Teamフォサマグ」の会長を務めるなど、若手農業者の交流にも積極的に関わっています。
 最近は、地域の農業者とともに、機械や施設の共同利用を通した効率的な農業や規模拡大について検討を始めています。

 縁あって糸魚川市に定住することとなり、さらに農業経営や酒造会社での勤務につながり、現在に至っていることから、「これからも人とのつながりを大切にしながら、地域に根ざした農業経営を目指したい」と語ってくれました。
 これからの、地域の担い手として、さらなる活躍が期待されます。

 

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