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村上地域振興局では、管内高校生を対象として、村上岩船地域の多様な資源に対する理解を深め「郷土」に対する愛着や誇りを醸成するため、8月24日(水)に「村上SHIRU!SHIRU!バスツアー(山北・朝日方面)」を実施しました。(参加者9名。8月19日の神林・荒川方面は大雨被害により中止。)
村上市山北・朝日地区のさまざまな自然あふれる現場に赴き、地域の資源を生かした事業者様の案内で施設や作業を見学・体験しつつ、地元の魅力や仕事への想い等を学びました。
参加者からは、「村上の魅力は自然豊かなところ。それを具体的にどう活かしているのかが今回のバスツアーで分かった。」といった声が聞かれました。
笹川流れの海で揚がった新鮮な地魚を使い、干物や骨せんべいなどを製造販売している天ぴ屋では、普通なら
廃棄してしまう魚や骨まで加工して商品化する「なしは無し」精神や、笹川流れの魅力等を学ぶとともに、魚や
骨を天日干しする作業を体験しました。
【参加者の声】
・天ぴ屋で心掛けていることや、無駄なものを出さないようにしていることが分かった。
・初めて生の魚を触った。
・干物づくりが楽しかった。
林業が盛んな山北地域で木材加工を行っている羽越木材協同組合では、巨大な丸太が機械で製材され、集成材
(複数の木材を張り合わせたもので、家の梁等に使用)になる様子や、製材の段階で出た細かな木屑・皮などは
廃棄せず燃料にし、森林資源の循環を実践していることなどを見学しました。
【参加者の声】
・自動で木を加工する機械や運ぶ機械に浪漫を感じた。
・木材を無駄なく使うというSDGsに基づいたことをしていることが分かった。
名水「吉祥清水」で知られる大毎(おおごと)の農家レストラン「こころまい」で昼食をとりました。
築150年の古民家で、けんさ焼き(くるみ味噌おにぎり)など地元の食材を使用した手作りの郷土料理に
舌鼓を打ちつつ、集落の歴史と食文化に触れました。
小径木(木柵等に使用される細い丸太)を利用した木材加工で新潟県内最大規模を誇る村上市森林組合
では、製材に必要な木の伐採の様子を見学しつつ、山の手入れ・維持に欠かせない作業であることなどを
学びました。
【参加者の声】
・木の伐採はとても迫力があった。
・木の伐採を体験してみたい。
・木を倒す時の切り方を知ることができた。
きれいに澄んだ海や岩礁、洞窟などの素晴らしい景観を有する国指定の名勝・笹川流れに拠点を構え
るカヤックセンターでは、カヤックに試乗して地元の海を生かしたアクティビティを体感するとともに、
飯山氏の村上市への移住・起業に至る経緯などについて学びました。
【参加者の声】
・今までカヤックに乗ったことがなく、楽しい経験となった。
・起業のお話を聴くことができてよかった。
参加者の皆さん、「村上SHIRU!SHIRU!バスツアー」にご参加いただきありがとうございました。