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定例会議の開催状況:令和4年3月2日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0473106 更新日:2022年4月8日更新

開催日

 令和4年3月2日(水)午後1時15分~午後4時00分

出席者

 津野委員長、鍋谷委員、和田委員、山田委員、斎藤委員
 警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪対策本部長

説明補助者

 総務課課長補佐、警務課長、警務課課長補佐、監査室長、生活安全企画課課長補佐、交通企画課長、交通規制課長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 新潟県公安委員会の事務の専決に関する規則の一部改正について
     警察本部から、「銃砲刀剣類所持等取締法及び道路交通法の改正などに伴い関係事務が追加されることなどから、「新潟県公安委員会の事務の専決に関する規則」の一部を改正したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

  2. 組織改正及び民法改正による関係法令の改正に伴う公安委員会規則の一部改正について
     警察本部から、「令和4年度における新潟県警察の組織・定員の見直し及び民法改正による関係法令の改正に伴い、関係する公安委員会規則の改正を行いたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

  3. 銃砲刀剣類所持等取締法施行細則及び新潟県公安委員会公印規程の一部改正について
     警察本部から、「銃砲刀剣類所持等取締法の改正に伴い関係事務が追加されることなどから、「銃砲刀剣類所持等取締法施行細則」及び「新潟県公安委員会公印規程」の一部を改正したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

  4. 新潟県道路交通法施行細則の一部改正について
     警察本部から、「新潟県道路交通法施行細則において、公安委員会が定める自動車の積載物の高さ制限を4.1メートルとする道路・区間を153路線178区間指定しているが、道路管理者から協議を受けた指定区間の延伸について、構造や交通安全上支障がないと認められたことから指定区間として追加し、同施行細則の一部を改正したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

     委員から、「追加指定協議があった区間の道路について、実際に構造物などの支障がないと確認を行ったのか。」旨の質問があり、警察本部から、「高さ4.1メートル以内の車両の通行に支障がないことを確認した。なお、高さ4.1メートルは、国際コンテナを運送する車両が通行するために必要な高さである。」旨の説明があり、委員から、「国際コンテナを輸送するためであれば、いずれは指定区間だけではなく、全ての道路の高さ制限を4.1メートルとするべきだと思う。」旨の発言があった。

  5. 自動車運転代行業の営業停止命令について
     警察本部から、「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律違反により、政令で定める「営業の停止の基準」に該当した運転代行業者に対する弁明の機会の付与手続が完了したことから、営業停止の行政処分をすることとしたい。」旨の説明があり、審議の結果、営業停止命令を決定した。

  6. 交通規制の実施について
     警察本部から、「交通の安全と円滑及び交通事故防止を図るため、信号機の設置及び廃止について、合計9件の交通規制を行いたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

     委員から、「信号機は公安委員会の意思決定を経て、警察の予算を使って設置されると承知しているが、道路工事などのために信号機の設置が必要となる場合などは、原因となる工事を実施する主体が設置費用を負担するのか。」旨の質問があり、警察本部から、「道路工事などで工事期間だけ信号機の設置が必要になる場合などは、信号機の設置を工事の実施主体に委任して、費用を負担させる委任信号機もある。」旨の説明があった。

  7. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案20件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し20件の行政処分を決定した。

     

報告事項

  1. 公安委員会宛て文書の受理について(2件)
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた意見・要望等文書2件について、それぞれ報告があった。

  2. 令和3年度の会計定期監査実施結果について
     警察本部から、「令和3年6月15日から令和3年12月17日までの間、「会計の監査に関する規則」及び「新潟県警察の会計の監査に関する訓令」に基づき、全67所属(本部38所属、署29所属)に対して会計定期監査を実施した。是正・改善を要する所属は2所属であった。」旨の報告があった。

  3. 令和3年12月中の警察あて苦情の受理状況及び措置結果等について
     警察本部から、令和3年12月中の警察あて苦情の受理状況及び措置結果について、資料に基づき報告があった。

  4. 令和3年中におけるけいさつ相談受理状況について
     警察本部から、令和3年中におけるけいさつ相談受理状況について、資料に基づき報告があった。

     委員から、「重要相談のうち、障害者虐待に関する相談の増加率が高くなっている。障害者施設での一時保護に関する問題が報道されるなど憂慮しているが、障害者施設に関するものなど、障害者虐待に関するけいさつ相談の具体的特徴などはあるか。」旨の質問があり、警察本部から、「資料に記載の件数は事件の発生件数ではなく、相談受理の統計上の分類による件数であるが、障害者施設に関する相談については令和3年中は数件の受理にとどまっており、ほとんどが家族間のものである。同じ家族の件について当事者の双方から相談があると複数計上されることなども増加要因のひとつと考えられる。」旨の説明があった。

  5. 令和3年第4四半期における感謝・激励の受理状況について
     警察本部から、令和3年第4四半期の警察宛て感謝・激励の受理状況について、資料に基づき報告があった。

     委員から、「駐在所員の配偶者の対応に関する感謝事例について、配偶者に委託する業務などの規定はあるか。」旨の質問があり、警察本部から、「規定して委託している業務はない。」旨の説明があった。

     委員から、「駐在所員の配偶者には、地域における安全安心のために果たす一定の役割を住民から期待されているものと思う。地域のセキュリティの一翼を担っているという志、意欲を持ってもらうために、署長をはじめ署の幹部からもフォローをしてもらいたい。」旨の発言があった。

  6. 令和4年春の定期人事異動の概要について
     警察本部から、令和4年春の定期人事異動の概要について、資料に基づき報告があった。

     委員から、「今回の異動総数は、例年より多いように感じる。体制が大きく変わるとき、引継漏れなどによる非違事案が発生しないよう気を引き締めてもらいたい。」旨の発言があり、警察本部から、「異動総数は、組織改正による課名変更も異動人数に含まれている。4月、5月は、異動直後の管内を十分把握できていない職員による交通違反などが発生しやすい傾向にあるため、改めて注意喚起を図ってまいりたい。」旨の説明があった。

     委員から、「他都道府県警への出向は、どのような趣旨で行っているものか。」旨の質問があり、警察本部から、「大都市圏については特殊な事件などの経験を積んで本県にフィードバックするための研修的要素もあり、福島県については東日本大震災以降に応援として行っているものである。」旨の説明があった。

  7. 令和3年度警察官採用試験の実施結果について
     警察本部から、令和3年度警察官採用試験の実施結果について、資料に基づく説明のほか、「受験者数は平成22年度をピークに減少傾向が続いているほか、内定辞退率も高くなっており、内定者に対する相談会の開催やメールマガジンの配信など辞退防止措置を講じているが、依然として厳しい状況である。採用推進の主な取組としては、コロナ禍に対応したYouTube活用によるオンライン説明会の開催や広報用動画の制作、業務への理解を深め、魅力を発信するためのオープンキャンパスやインターンシップ、体験型説明会の開催などを行っている。」旨の報告があった。

     委員から、「女性警察官の採用予定数の根拠は何か。」旨の質問があり、警察本部から、「本県では令和3年からの5年計画で、女性警察官の割合を全警察官定員のおおむね13%を目指すとの目標に合わせて女性警察官の採用予定人数を決定している。」旨の説明があった。

     委員から、「採用試験受験者数の減少及び合格者の辞退増加という厳しい情勢の背景には、警察官という職業が他の職業と比較すると危険で過酷であるとのイメージが先行しているからだと思う。辞退者にはどういった傾向があるか。」旨の質問があり、警察本部から、「辞退者は、公務員指向の方が多く、5月の試験を力試しとして受験していることなどが考えられる。」旨の説明があり、委員から、「真に警察官になりたいと志す者が選ばれる、採用できるような試験内容となっているのか、改善できる可能性があるならば検討してもらいたい。」旨の発言があった。

     委員から、「警察官は職務の特性から、受験資格に性別を入れざるをえないことは承知しているが、女性警察官の方が受験倍率は高い状態であり、もっと女性の採用枠を広げてもいいのではないかと思う。」旨の発言があり、警察本部から、「順次、女性の職域拡大を図り、採用可能な枠も広げてまいりたい。」旨の説明があった。

     委員から、「採用広報動画を拝見して、警察官になりたい気持ちを沸き立たせる素晴らしい仕上がりであると感じた。ぜひ、様々な方に見ていただき、警察官になろうと奮起してもらえたら良いと思う。少子化も受験倍率低下の一因かもしれないが、昨今の治安情勢も影響して、警察官の採用試験が敬遠される風潮があるのではないかと思う。こうした状況に関しては、様々な要因が影響し、他の公務員試験でも受験倍率が低下するなどしており、社会全体の問題として、他の業種とも合わせて国全体で考えていかなければならない課題と認識している。県警内ではワークライフバランスや働き方改革を推進していただいているが、機関誌で紹介しているような仕事のやりがいや休暇の楽しみ方など職場の魅力もPRしていくべきと思う。」旨の発言があった。
     
     委員から、「子供の頃の、警察官に対する「格好良い」というイメージが、警察官を志すきっかけにもなると思うが、最近のテレビドラマでは、駄目な上司と若い警察官の活躍といった設定が多い。先輩や上司に対する憧れや、こうなりたいという気持ちが動機となるのであり、広報動画で警察の職場における人間関係や地域との関わり、感謝事例なども紹介して、ドラマのイメージに負けないアピールをしていっていただきたい。」旨の発言があった。

  8. 令和4年度の監察実施計画について
     警察本部から、令和4年度の監察実施計画について、資料に基づく説明のほか、「令和3年度との変更点として、新型コロナウイルス感染症対策のため中止していた受監申告と通常点検の再開や、意見交換時間を拡大して参加者同士の相互理解と協議の高度化を図る。」旨の報告があった。

     委員から、「警察庁や管区が実施する監察と合わせて、どのくらいの警察署で監察が行われるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「警察庁や管区が行う監察と合わせると、数としてはほぼ全ての警察署が対象となる。」旨の説明があった。

  9. 事件の検挙について
     警察本部から、
     ○ 三条市北入蔵地内における強盗事件(令和4年5月31日公訴時効)の検挙
     ○ 詐欺(感染症対策認証店舗設備導入支援事業補助金不正受給)事件の検挙
    について報告があった。

その他

  1. 県議会2月定例会について
     警察本部から、「2月21日から3月25日まで県議会2月定例会が開会されており、本日(3月2日)も本会議一般質問が行われている。警察関連では、主に交通関係で多くの質問が行われており、本部長が答弁している。結果については、改めて御報告させていただく。」旨の発言があった。

  2. 人事異動期について
     警察本部から、「本日の公安委員会で春の人事異動について御説明したが、不適正事案などが発生しないよう、しっかりと対応してまいりたい。」旨の発言があった。