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定例会議の開催状況:令和3年3月17日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0388274 更新日:2021年4月14日更新

開催日

 令和3年3月17日(水)午後1時00分~午後3時40分

出席者

 阿部委員長、鍋谷委員、津野委員、和田委員、山田委員
 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪対策本部長、警備第一課長

説明補助者

 総務課長、公安委員会事務室長、監察官室長、交通事故抑止対策室長、交通指導課長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
     公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出について、調査結果報告を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。

  2. 運転免許証交付処分に係る審査請求の審理経過報告及び裁決について(2件)
     警察本部から、運転免許証交付処分に係る審査請求(2件)について、審理経過の報告があり、それぞれ裁決をした。

  3. 地域交通安全活動推進委員の委嘱について
     警察本部から、「地域における交通の安全と円滑に資するため、道路交通法等に基づき、公安委員会が委嘱している地域交通安全活動推進委員の2年間の任期が3月末で満了することから、所轄警察署長から推薦があった294人を4月1日付けで委嘱していただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、委嘱を決定した。

     委員から、「地域交通安全活動推進委員の報酬はあるか。」旨の質問があり、警察本部から、「身分は非常勤の特別職の地方公務員であるが、報酬はない。」旨の説明があった。

  4. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案18件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し18件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 公安委員会宛て文書の受理について
     警察本部から、国家公安委員会宛てに届いた電子メールについて報告があった。

  2. 公安委員会宛て審査請求の受理について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた運転免許取消処分に関する審査請求について報告があった。

  3. 警察署協議会委員候補者の推薦状況について
     警察本部から、公安委員会から委嘱を受けている警察署協議会委員245人の任期満了に伴い、令和3年6月1日から新たに委嘱を受ける次期委員候補者245人の推薦状況に関する中間報告があり、「十日町署及び上越署の協議会委員25人は、過去の警察署再編により任期満了時期が他の27署と異なっており、県下全委員の任期を斉一化するため、早期辞職の承諾を得て、6月1日から任期を開始できるよう調整する。」旨の報告があった。

  4. 白バイによる特殊詐欺被害防止及び交通事故防止広報について
     警察本部から、「県警察では、特殊詐欺被害防止対策として、各種媒体を活用した広報・啓発を行い、県民に広く浸透させる取組を推進しており、この度、各年代層から高い注目度を持つ白バイのウインドウスクリーン(風防)に貼付する特殊詐欺被害防止及び交通事故防止を促す注意喚起ステッカーを作成する。各種イベントなどの際にステッカーを貼付した白バイで活動することにより、部門の垣根を越えた効果的な広報を推進していく。」旨の報告があった。

  5. 令和3年2月末現在の犯罪情勢について
     警察本部から、「2月末現在の犯罪情勢について、全刑法犯の認知件数は929件(前年同期比416件減)、検挙件数は736件(前年同期比316件減)、検挙人員は443人(前年同期比49人減)、検挙率は79.2パーセント(前年同期比1.0ポイント増)であった。このうち特殊詐欺の認知件数は18件(前年同期比13件減)、被害総額は3,533万円(前年同期比304万円増)であった。特殊詐欺の未然防止件数は20件(前年同期比2件増)、未然防止金額は2,089万円(前年同期比1,428万円増)、予兆電話等の件数は207件(前年同期比454件減)であった。他県において保健所や市役所の職員をかたる新型コロナウイルスワクチン接種名目の不審電話が確認されており、県や市町村に対して被害防止広報を依頼したほか、県警及び県のホームページでも情報発信を行い、注意喚起を実施している。」旨の報告があった。

     委員から、「以前の公安委員会定例会議で、「コンビニについては、従業員の入れ替わりが早く、未然防止に関する教育の徹底が難しい。」旨の話があったが、今回の報告ではコンビニにおける未然防止が半数を超え、新聞でもコンビニにおける未然防止が報道されるのを目にすることが増えており、コンビニ店員の意識が高まっているのではないかと感じる。」旨の発言があった。

     委員から、「金融機関における未然防止も、実際に被害を止めているのは窓口の職員であり、表彰や、報道に取り上げてもらうことで、更に意識が高まるのだと思う。」旨の発言があった。

  6. 「あおり運転BOX」・「飲酒運転BOX」運用状況について(令和3年2月末現在)
     警察本部から、「令和3年2月1日、県警ホームページ上に「あおり運転」及び「飲酒運転」に関する情報提供を受け付ける「あおり運転BOX」及び「飲酒運転BOX」を開設した。2月末現在の運用状況は、情報提供が12件であり、このうち1件を事件として検挙した。」旨の報告があった。

     委員から、「開設して間もないので件数はまだ少ないが、有効活用されるよう広報に努めてもらいたい。」旨の発言があり、警察本部から、「検挙などの報道に合わせて広報を行い、同種行為の防止を図っていきたい。」旨の説明があった。

     委員から、「報告にある情報提供件数の中に匿名の情報は含まれているか。」旨の質問があり、警察本部から、「匿名の情報は計上していない。半数以上は匿名で、フルネームがないものや、連絡先がないものもある。」旨の説明があり、委員から、「広報を行う際に、情報提供に関する一定のルールを決めて周知するべきである。」旨の発言があった。

  7. 令和3年2月末現在の交通事故発生概況等について
     警察本部から、「令和3年2月末現在の交通事故発生概況等について、発生件数は476件(前年同期比62件減)、死者数は4人(前年同期比5人減)、負傷者数は524人(前年同期比117人減)であった。2月中の月間交通死亡事故0件は昭和29年以来67年振り、ひと月単位での月間交通死亡事故0件は平成24年1月以来である。」旨の報告があった。

     委員から、「令和3年の年間死者数の抑止目標は決まったのか。」旨の質問があり、警察本部から、「県の交通安全対策会議で第11次交通安全計画を策定するが、5年後何人を目標に県として取組を進めていくか決定される予定である。」旨の説明があった。

     委員から、「2月中の交通死亡事故0件が昭和29年以来との話があったが、今は約30倍の免許人口がいる中での0件は、本当にすばらしいと思う。」旨の発言があった。

     委員から、「交通死亡事故の2月中0件は、県民が新型コロナウイルスや荒天により外出を自粛した影響はあったのであろうが、県警察が歩行者の交通事故防止を重点に実施した各種施策などの成果でもあると思う。決して奇跡的な数字ではなく努力の結果であり、今後につなげていただきたい。」旨の発言があり、警察本部から、「3月1日から10日の横断歩行者を守る交通事故防止運動期間中、各署では商業施設周辺における歩行者の乱横断などに対し、オレンジカード交付による指導を推進した。」旨の説明があった。

  8. 雪害時における出動要請に関する協定の締結について
     警察本部から、「令和2年12月の大雪により関越自動車道で大規模な車両の立ち往生事案が発生したが、悪天候のため現場状況の把握が困難を極めた。今後、降雪による同種事案発生時に迅速的確な警察業務を遂行するため、交通障害が発生した現場において、警察の要請に基づいて、スノーモービルなどを活用した現場状況の把握や要救助者の救出などの活動に協力していただくため、スノーモービルなどを保有する民間事業者と協定を締結した。」旨の報告があった。

その他

  1. 人事異動などについて
     警察本部から、「今、県警は人事異動期にあり、仕事や書類の引継漏れが発生しやすい時期であるため、治安に穴を空け県民に迷惑をかけることがないよう、しっかり目を光らせていきたい。県議会に関しては、3月18日、19日の二次連合委員会、3月25日の本会議採決を残すのみとなっている。最後まで気を引き締めて対応してまいりたい。また、コロナ情勢下での人事異動となるが、基本に徹して、職員の中で感染が拡大することのないよう感染防止に努める。」旨の発言があった。