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【魚沼】[魚沼の風景]魚沼の美術品に触れてみませんか?~石川雲蝶作品を訪ねて~

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0061922 更新日:2008年9月1日更新

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田んぼの稲穂も色づき始め、秋の気配が感じられるようになってきました。今月の魚沼の風景は、「芸術の秋」におすすめの、幕末の名匠・石川雲蝶(いしかわうんちょう)という彫刻師の作品を目にすることができるお寺をご紹介します。(写真は永林寺庭園にある石川雲蝶の石碑です。)

雲蝶石碑

幕末の名匠・石川雲蝶

石川雲蝶とは、幕末から明治にかけて活躍した彫刻師です。文化11年(1814)に江戸の雑司ケ谷に生まれた雲蝶(通称安兵衛)は、若い頃から有名な彫刻家として名をあげていました。32歳の時江戸から越後へとやってきて、その後越後三条の酒井家の婿養子になります。酒好きで破天荒な気性の反面、気が乗れば一変して彫りの鬼。その作品の多くを、現在の魚沼市をはじめ、長岡市、三条市、南魚沼市など県内各地の寺社に残しています。魚沼市にある西福寺開山堂の彫刻を彫り上げた後、三条に帰宅。70歳で亡くなりました。

雲蝶の作品(永林寺パンフレットより)の画像
雲蝶の作品(永林寺パンフレットより)

まるで美術館 その1~永林寺~

魚沼市根小屋にある曹洞宗針倉山「永林寺」。雲蝶が十三年余り滞在して彫り上げたとされる本堂内の彫工や絵画が百余りも残されており、永林寺内の彫刻は魚沼市の指定文化財にもなっています。

永林寺までかわいいお坊さんの看板がご案内の画像
永林寺までかわいいお坊さんの看板がご案内!

雲蝶は三条の賭場で出会った永林寺の弁成和尚(こちらも短気で酒好き)と大きな賭事をして負けてしまい、永林寺本堂の彫物を手間暇かけて製作することになったという逸話が残されています。彫刻や絵画がふすまや香炉台など堂内の至る所にちりばめられており、中でも色鮮やかな両面彫りの天女を始めとする欄間の繊細で美しい彫刻には目を奪われます。

永林寺本堂の外観。庭園には石碑もありますの画像
永林寺本堂の外観。庭園には石碑もあります。

永林寺の詳しい情報はこちらから<外部リンク>

まるで美術館 その2~西福寺~

魚沼市大浦にある曹洞宗赤城山「西福寺」。こちらでも数多くの雲蝶の作品を目にすることができます。日光東照宮に劣らない雲蝶の作品群からなる開山堂は、またの名を「越後日光開山堂」とも称されているそうです。開山堂内天井の彫刻は、すごいの一言。堂内の彫物は県指定有形文化財になっています。

西福寺の開山堂。立派なかやぶき屋根に目が奪われますの画像
西福寺の開山堂。立派なかやぶき屋根に目が奪われます。

本堂廊下の埋木細工。雲蝶の遊び心が感じられます。廊下にはいくつもあるので探してみてくださいの画像
本堂廊下の埋木細工。雲蝶の遊び心が感じられます。廊下にはいくつもあるので探してみてください。

開山堂正面に施された雲蝶の彫刻。近づいて見るとその細かさに驚きますの画像
開山堂正面に施された雲蝶の彫刻。近づいて見るとその細かさに驚きます。

西福寺の詳しい情報はこちらから<外部リンク>

その他おすすめポイント

永林寺の庭には変わった建碑がいくつかあります。また、雲蝶の作品集や、お守り・雲蝶豆などのここでしか手に入らないおみやげもあります。

西福寺では、その見事な庭園を通り抜けた裏山に、赤城山の守り神・赤城大明神と子授け神が祀られています。そちらへの参拝もお忘れなく。

永林寺庭園にある建碑の一つ。言葉遊びが楽しめます☆の画像
永林寺庭園にある建碑の一つ。言葉遊びが楽しめます☆


レポーターから

魚沼の美しい自然の中に凛と佇む二つのお寺。その境内にある数々の彫刻・絵画は、まさに圧巻の一言です。残念ながら撮影が禁止されていた場所が多く、すばらしい彫刻や絵画の数々を十分に写真で紹介することはできませんでしたが、皆様ぜひ足を運んでその目で雲蝶作品のすばらしさを確かめてみてください!

魚沼地域振興局地域整備部 小塚

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