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[魚沼の風景]ふるさとの風土・四季を詠んだ歌人宮柊二の世界を訪ねてみませんか

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0061872 更新日:2006年3月8日更新

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魚沼市(旧堀之内町)出身の宮柊二(みやしゅうじ)は、昭和の歌人として今なお全国の多くの人から愛されています。ふるさと魚沼を短歌に詠んだ柊二の世界を紹介します。(写真は魚沼市宇賀地橋たもと 舟方公園内の歌碑『夢に立つ山紫水明雪白き八海山と清き魚野川』)

魚沼市宇賀地橋たもと 舟方公園内の歌碑『夢に立つ山紫水明雪白き八海山と清き魚野川の画像

宮柊二の生涯とふるさとの歌

宮柊二(みやしゅうじ)は大正元年旧堀之内町の書店の長男として生まれました。本名は肇。20代の頃、北原白秋の秘書を勤め、昭和28年にはコスモス短歌会の代表として歌誌「コスモス」を創刊。生涯13冊の歌集を刊行し、全国各地に歌碑がつくられるなど、その歌は多くの人から愛されています。昭和61年74歳で他界。

ありし日の宮柊二の画像
ありし日の宮柊二

柊二が、ふるさとと父母を詠った短歌二首を紹介します。

『亡き父のありし昔の声のごと
 魚野川鳴るその音恋ひし』

解説:柊二65歳の歌。若いときから苦労をかけた父が亡くなって20年。時には激しく、時にはやさしく語りかけた父の声のように、ふるさと魚野川の川音が恋しくてたまらない。

魚野川(堀之内やな場付近)の画像
魚野川(堀之内やな場付近)

『冬の夜の吹雪の音におびえたる
 われを小床に抱きしめし母』

解説:子どもの頃、「吹雪の夜は弥三郎ばさがやってきて、子どもをさらって行く」と聞かされていた柊二。ふとんの中で吹雪の音におびえていると、母がやってきて自分をやさしく抱いてくれた。なんと自分を慈しんでくれた母であったか。

吹雪でさらされる雁木(昭和30年代の堀之内町)の画像
吹雪でさらされる雁木(昭和30年代の堀之内町)

短歌で集う魚沼の結(ゆい)

毎年2月11日には魚沼市主催の「宮柊二記念館短歌大会」が開催されます。今年は11回目を迎え、全国各地や海外から一般の部は1,167首、魚沼市内の学校が積極的な取り組みを行うなどで、ジュニアの部で6,752首の応募がありました。
あなたも日頃感じた想いを31文字の歌に託して応募してみませんか。

多数参加した第11回宮柊二記念館短歌大会の画像
多数参加した第11回宮柊二記念館短歌大会

「宮柊二記念館」は柊二の遺品が数多くあり、毎年、特別企画展や記念講演を開催しています。3月31日までは「会津八一と宮柊二展」が展示されています。また、短歌教室が年9回開催しています。是非、魚沼の風景と柊二の作品に触れてみませんか。詳しくは宮柊二記念館(電話025ー794ー3800)へ。

柊二が今でも現れそうな「宮柊二記念館」の画像
柊二が今でも現れそうな「宮柊二記念館」


レポーターから

ことば 発音すれば、その時だけで後には何も残らない。しかし、短歌は凝縮した表現で、時空を超えてだれにでもその感性を伝えられ、また、心の中で何度も蘇ることができる。なんて簡素で奥行きのある豊かな「ことば」なんでしょうか。魚野川のせせらぎを聴き、雪の越後三山を見ると隣に柊二の影が見えた気がした。

魚沼地域振興局企画振興部 川越

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