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【十日町】ひきこもり講演会が開催されました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0331959 更新日:2020年11月19日更新

令和2年11月2日(月曜日)に、十日町市の情報館で「ひきこもり講演会」が開催されました。

この講演会は、不登校やひきこもりを支援する関係者が現状を正しく理解し、適切な支援につなげられることなどを目的としたもので、民・官協働のもとで不登校・ひきこもりなどの課題を考え、支援を行っている「だんだん会」が主催しました。(共催:十日町地域振興局健康福祉部、十日町市)

最初に「だんだん会」の飯塚会長からのあいさつがあり、平成26年に、秋田県藤里町社会福祉協議会へ視察に行ったことが発足のきっかけとなったことや、これまでの活動概要などが話されました。

 

【基調講演】

長岡崇徳大学の斎藤まさ子教授から、「ひきこもりの長期化を防ぐための支援を考える」と題する講演がありました。 

斎藤教授からは、ひきこもりの定義、従来は「若者の問題」とされていたものが最近では「8050問題」などの実態があり、とても多様化していること、「家族による本人への支援」から「支援者を含めた地域生活・全年齢の広がりへの支援」などの道筋、学校との対応、望ましい支援の姿 などについて、具体的にお話がありました。

講演する齋藤教授

(講演する斎藤教授)

 

【パネルディスカッション(テーマ:不登校とひきこもりの実態と支援)】

ひきこもりの支援に関わる方3名が登壇して、それぞれの立場から報告や提言が行われ、その後、講師の齋藤教授の進行により会場の参加者を交えたディスカッションが行われました。

(パネリストの丸山指導主事、和田相談員、関口代表)

(パネリストの方々。左から丸山指導主事、和田相談員、関口代表)

十日町教育委員会学校教育課の丸山指導主事からは、ひきこもりの主な原因は、友人関係・いじめ・学業・家庭等複雑であるため、「早期対応マニュアル」を整備していることや、生活習慣や欠席状況を把握し、教職員間で共有していること、中学校では不登校は減少傾向であることなどが報告されました。

十日町地域振興局健康福祉部の和田精神保健福祉相談員からは、十日町地域での支援体制と、当事者やその家族からの相談につながりにくい現状等が指摘され、ひきこもり相談支援従事者向けの研修会や、相談会・事例検討会などの開催を通じて、支援者の技術向上や連携を進めていくことなどが報告されました。

最後に、十日町市でひきこもりを支援する団体「フォルトネット」代表の関口さんからは、自らの体験を踏まえつつ、ひきこもりの居場所である「ねころんだ」の取組の現状や特徴、本人からのSosを見逃さない支援、平成31年に発行した「あしあと」や「フォルトネット通信」など当事者が編集を行う本やパンフレットなどについて、事例を交えて話されました。

ねころんだ通信(表)ねころんだ通信(裏)

(当事者が編集等を担う「ねころんだ通信」)

【パネルディスカッション(意見交換・オープンフロア)】

参加者を交えたディスカッションでは、進学後に不登校になった事例の相談や、中学校が不登校減少傾向となった理由の質問、支援者の技術向上に有効な方法、本人がSosを発した場合の対応、ひきこもり者の就労支援における対応 などについて質問が出され、パネリストそれぞれの立場から考え方が示されました。

ひきこもりの状況は非常に多様であり、家族だけでなく地域の多くの方が関心を持ち、支援者となれるような社会となっていくことが重要だと認識される講演会でした。

パネルディスカッションの様子

(パネルディスカッションの様子)

 

【あしあと-ひきこもり発 地域社会行き-】

会場入り口では、平成31年にフォルトネットが出版した「あしあと-ひきこもり発 地域社会行き-」の販売も行われました。この本は、当事者や家族・支援者がひきこもりの心境・体験、不安や悩み、きっかけとなった出来事などが綴られ、編集作業にも当事者自らがあたり、同年の新潟県出版文化賞の文芸部門賞を受賞しました。

ストレートに心に響く素晴らしい内容です。【問合せ先:フォルトネット 関口代表 電話090-4955-4169】

「あしあと」の表紙「あしあと」の序文

(「あしあと」の表紙と序文」)

 

【文責 十日町地域振興局健康福祉部】

 

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