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【十日町】今どきのジビエを知るセミナーを開催しました
開催概要

当日の様子(前半)

ガイドライン、営業許可の制度などについて説明を受けました。
参加者10名のうち8名は十日町市/津南町外から御参加いただきました。
遠いところからありがとうございました。
当日の様子(後半)
◆ 現場研修先の「農家民宿 茅屋や」(右の写真は右奥です)
その後は、自ら狩猟免許を持ち、ジビエの解体処理施設「雪国Base」を運営する髙橋美佐子さん宅に
移動し、体験談等を聞きました。
髙橋さんは、農家民宿「茅屋や」を経営しており、お客様にジビエ料理を提供しています。
◆「農家民宿 茅屋や」内での説明の様子
髙橋さんからは、
・ 食品衛生等の知識がなく、ジビエの提供もできなかったが、勉強して食肉処理施設を作って、
ようやく提供できるようになった。
・ 解体の経験を積むことで、どうしたら匂いをしないように処理するか(どこを取り、どこを残すか
など)ということがわかってきた。
・ 肉以外の部分(皮、骨等)も活用して、廃棄を減らしたい。
・ ベテランの猟師は、環境の変化(鳥の型が小さくなった。同じ日に捕れていたものが捕れなく
なった等)を肌身で感じている。
・ 必要以上に捕る必要はないが、害獣として駆除せざるを得ないものもあり、その命は大切に
いただこう。
などのお話がありました。
◆処理施設の説明・見学の様子
その後、食肉処理施設「雪国Base」を視察しました。
吊り下げた個体を移動させるレールの状況や処理台の使用方法、施設の整備費用や
補助金の活用等の説明に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
◆ジビエ料理を楽しみながら説明を聞く参加者
野生鳥獣が増えて被害が増えてきている中、各地で対策と活用に頭を悩ませている状況がわかりました。
髙橋さんのお話は実際の経験に基づく内容のためとてもわかりやすく参加者の心に届いたのでは
ないでしょうか。
ジビエ処理に関する規制や手続きと合わせて、人と野生鳥獣とが共存しながら、獲た命は大切にいただく
ということの大切さも学んだセミナーでした。
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