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新潟経営大学との連携【平成28年度の活動】
加茂市にある新潟経営大学と当局及び管内市町村等とで連携して実施している観光活性化への取組について、紹介します。
協議会総会の開催
会議冒頭での渡辺会長あいさつ
5月31日(火曜日)、新潟経営大学と県央地域の行政、団体が協働で取り組む「大学と地域の協働による観光活性化モデル事業」の運営母体となる協議会総会を開催しました。
会長は、新潟経営大学の渡辺保学長です。
協議会の構成団体である三条地域振興局、三条市、加茂市、燕市、弥彦村、田上町、加茂商工会議所などの関係団体が出席し、大学と地域の連携による事業の実施などについて意見交換が行われました。
今年度は、昭和30年代の加茂商店街のジオラマ完成や学生による観光施策提言コンテスト、表参道・新潟館ネスパスでのPRイベントの開催等を予定しています。
大学生による観光施策提言コンテスト
7月26日(火曜日)に新潟経営大学のゼミ生が考えた観光施策に対する企画・プレゼンを評価する「大学生による観光施策提言コンテスト」が開催されました。
審査の結果、「観光ポスターにQRコードをつけて、市町村のエリアを越えたモデルコースの紹介など観光情報発信をするホームページにつながる仕組み」を提案した横山ゼミの『観光にとびだそう!プロジェクト』が採択され、調査・研究費を獲得しました。
採択された横山ゼミでは、具体的なデータや演技を交えたプレゼンを行いました。
吉田ゼミは、学生が加茂駅前商店街をガイドするイベントを提案しました。
山本ゼミは、歌唱コンテストでの地域活性化を提案しました。
にいがた県央地域「技と地域の魅力フェア」inネスパス
8月19日(金曜)から8月21日(日曜)の間、渋谷区表参道にある新潟県のアンテナショップ「ネスパス」で、県央地域のPRイベントを開催しました。
内容は、にいがた県央マイスター4名(赤いTシャツを着ているのがマイスター)によるモノづくり体験のほか、新潟経営大学中島ゼミ生が加茂市のまちおこしグルメ「マカロニチップス」の試食販売や、加茂市にちなんだクイズなどを行ったほか、加茂のローカルヒーロー「小京都戦隊カモレンジャー」も出動しました。
モノづくり体験は、銅の小皿を作る「鎚起銅器(ついきどうき)体験」、ステンレス箸の「微細研磨体験」、キセルの吸い口とガン首とを真ん中の竹(ラオ)にさす「キセル作り体験」、赤く焼いた銅板から木の葉のような箸置きを作る「彫金体験」の4メニューでした。
マイスターは簡単そうにしていましたが、実際にやってみると、なかなか難しく、マイスターから「秘伝のコツ」を教わると、参加者から「なるほど」という声が出ていました。
そして、加茂市は、国産マカロニ発祥の地です。
新潟経営大学生とコラボしたお菓子「マカロニチップス」の試食販売では、定番のコンソメ味や甘いキャラメル味、かなり辛いホットチリペッパー味など計6種類を提供。
試食した人からは、「香ばしい風味で意外とおいしい」と好評で、何袋も買っていくお客さんもいました。
この他、加茂市に関係するウンチクをクイズ形式にした「加茂クイズ」もあり、参加者へ加茂市の名所や名物などを掲載した「加茂本」をプレゼントしていました。
開催期間中、豪雨のためにお客さんが少ない日もありましたが、県央地域のモノづくり技術の一端と、加茂市の名所や名物など、この地域の魅力を首都圏の方々へPRしてきました。
細野マイスターと玉川マイスターによる鎚起銅器体験。銅版を叩く音が響きました。
平マイスターによるステンレス箸の磨き体験。すべり止めとデザインアップを兼ねてます。
外国人も箸磨き作業を興味深く見ていました。浴衣を着た人が中島教授で、通訳をしてもらいました。
体験で磨いた箸の見本。袋もつけてお渡ししました。
大岩マイスター指導の彫金体験の様子です。箸をおいても傾かないバランス調整が難しいです。
体験で作った木の葉の箸置きの製作過程です。銅を焼いて赤くする技術も熟練が必要です。
国内随一のキセル職人。飯塚マイスターの直接指導で作ったキセルはお持ち帰りです。
キセル作りの実演もありました。今ではめったに見ることができない作業です。
飯塚マイスターが展示用につくったジャンボキセル
新潟経営大学中島ゼミの学生達。右は、大学生がデザインしたマスコット。加茂山公園のリス+マカロニで、名前はマカリス。
外国人もマカロニチップスに興味津々
加茂クイズでは、スティーブジョブズが加茂に来たことがあると知った参加者は、皆驚いていました。
ご当地ヒーロー「カモレンジャー」は外国人の人気者でした。
カモレンジャーとのジャンケン大会。勝つと、ステンレス箸をプレゼント。