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【新潟】山の下閘門修繕工事の様子(平成29年1月26日~2月11日)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0054781 更新日:2017年2月11日更新

 平成29年で建設50年となる山の下閘門排水機場では、老朽化した閘門の修繕工事を2月から3月にかけて行います。
 工事の様子を随時お知らせします。

平成29年2月12日からの工事の様子はこちらから

平成29年2月11日(土曜日) 通船川の魚たち

通船川には魚がたくさんいます
締め切られた閘門の中にたくさんの魚が泳いでいます

 通船川には魚がたくさんいます。
 通船川にある山の下閘門は新潟西港に近いため、淡水に住む魚だけではなく、汽水域に住む魚も見られます。
 よく見かけるのは、鯉やボラなどです。
 工事で閘門を締め切り、水抜きの排水を行ったため、閘室の中にはたくさんの魚が泳ぐ姿が見られました。
 写真は閘門の中に残された魚たちです。

平成29年2月10日(金曜日) 鋼材を溶断

鋼材をガスバーナーで溶断していますの画像
鋼材をガスバーナーで溶断しています

 水門の側面には水の漏れを防ぐための水密ゴムが取り付けられています。
 水密ゴムを交換する部分の鋼材の腐食が著しいことから、腐食した鋼材の除去・取替え作業も行います。
 鋼材の除去はガスバーナーを使って溶断(金属を溶かして切断する)します。
 危険を伴いますので、作業員は慎重に作業を行います。

平成29年2月9日(木曜日) 閘門の底からの風景

閘門の底から眺めた風景ですの画像
閘門の底から眺めた風景です

 閘門の底に降りて後扉側から閘門を眺めた風景です。
 手前にぶら下がっている大きな鎖は、船や筏(いかだ)と水門の接触を防ぐために閘室(水門と水門の間の水路)に設置されている防衝鎖(ぼうしょうさ)です。
 水門を開けて船が通航する時は邪魔にならないように、この鎖を閘室の底まで沈めます。
 閘室の大きさは、長さ約100m、幅約24m、高さ約5mあり、水門を開閉すると約5,000立方メートルの水が流れ込んできます。
 閘室の上部には閘門を跨ぐ通路となる管理橋があります。
 中央右側の壁の近くの水面には、魚を食べに来た白いサギ(鳥)が写っています。

平成29年2月8日(水曜日) セクターゲート型式の水門

セクターゲート型式の水門ですの画像
セクターゲート型式の水門です

 山の下閘門の水門は全国的にも珍しいセクターゲート型式です。
 半径8m、高さ約6mの半円筒形の形の水門2つが並んで設置され、取り付け軸を中心に回転することで観音開きのように左右に開閉します。
 セクターゲート型式は、上部に大きな構造物がなく景観が良いことや開閉速度が早い、流れ込む水の動きが静かであるなどの特徴があります。
 写真は2つのうちの片側の水門ですが円形になっている様子がわかります。
 同じ型式の水門は兵庫県の尼崎閘門にも設置されており、「尼ロック」という名称で呼ばれています。
 水門の底部と両端には止水のための水密ゴムが取り付けられており、古くなったゴムの取替えも行われます。

平成29年2月7日(火曜日) 工事用階段の設置と水門の測量

工事用の階段を設置し閘門の底部に降りて作業を行いますの画像
工事用の階段を設置し閘門の底部に降りて作業を行います

 締め切った閘門の排水も終わり、閘門の底を長靴を履いて歩けるようになりました。
 閘門の底は地面から約5m下にあるので工事用の階段を設置します。
 写真の場所以外にも階段を何か所も設置しました。
 写真は階段の横で水門の測量を行っているところです。
 水門各部分の位置を測量して傾きや沈みなどの変位がないか確認しています。

平成29年2月6日(月曜日) 締切り箇所の排水終了

左は2月2日の排水開始時、右は今日の様子ですの画像
左は2月2日の排水開始時、右は今日の様子です。

 閘門締切り後の2月2日から排水作業を行っていましたが、今日になってようやく写真のように閘門の両側の矢板や底部が見えてきました。
 明日以降は排水作業を続けながら水密ゴムの取替などの準備に取りかかる予定です。

平成29年2月3日(金曜日) 防舷材取り外し

防舷材の取り外しと排水・止水作業をしていますの画像
防舷材の取り外しと排水・止水作業をしています

 水門には船が衝突したときの衝撃を和らげるために防舷材(ぼうげんざい:北米産の松)が取り付けられています。
 長年の風雨にさらされて傷みが激しいので交換するために取り外し作業をしていますが、取り付けボルトがさび付いて外せないので、ガスバーナーで溶断しています。
 (写真左の作業員1名がガスバーナーを使っている炎が見えます。)
 写真右側では、昨日に引き続き締切り部の排水と角落しの止水作業が行われています。

平成29年2月2日(木曜日) 締切り後の排水

 水中ポンプと長い排水パイプを使って川側へ排水しますの画像
水中ポンプと長い排水パイプを使って川側へ排水します

 昨日の作業で前扉側と後扉側に角落しが設置され、閘門が締め切られました。
 今日からは水門の水中部分を露出させるために締め切り箇所の水抜きを行います。
 水面の高さまで設置された角落しの奥側に水中ポンプを設置して排水を行いますが、閘門は非常に大きいため工事用の排水ポンプ6台を設置しても排水が終わるまで2~3日の日数が必要です。
 写真では見えませんが、角落しの隙間から漏れてくる水を止水するため潜水士が水中で作業を行っています。

平成29年2月1日(水曜日) 角落し設置

 100t 吊 クレーンが角落しを吊り上げていますの画像
100t 吊クレーンが角落しを吊り上げています

 角落し設置のため、100t吊のクレーンが来ました。
 長さ約14m高さ約1.3mの角落しを前扉側に6個、後扉側に4個設置します。
 写真は前扉側の角落しを吊り上げているところです。

角落しを戸溝に合わせて慎重に吊り込んでいきますの画像
角落しを戸溝に合わせて慎重に吊り込んでいきます

 角落しは戸溝(とみぞ)に合わせて水底まで沈めます。
 角落しを順に積み重ねることにより水面までつながる鋼鉄製の壁ができあがります。
 戸溝の水中部分や角落しの積み重ね部分を確認するため、潜水士が水中に潜りクレーンの吊り込みと一緒に作業します。

平成29年1月31日(火曜日) 角落しの移動

50 t 吊 クレーンを使用して角落しを水門の横に移動しましたの画像
50t 吊クレーンを使用して角落しを水門の横に移動しました

 明日からの閘門の締切りに備えて、場内に保管している角落しを水門の横に移動しました。
 手前に写っている黒い鉄製の箱4個が角落しです。
 長さ約14m、重さ約4トンで、それぞれに設置位置と重量が書かれています。
 これを水中に積み重ねて設置して川の流れをせき止めます。
 山の下閘門は2つの水門(前扉、後扉と呼んでいます)がありますので、閘門の前と後の2箇所に角落しを設置して水門の代わりとします。

平成29年1月30日(月曜日) 場内の鉄板敷き

潜水士が重装備で水中に潜りますの画像
潜水士が重装備で水中に潜ります

 閘門を締め切るときに使う部材(角落し)を設置する準備のため潜水士が来ました。
 潜水士は水温約10℃の水中に潜って、角落しを設置する戸溝(とみぞ)の水中部の汚れやコケをスクレーパーで落とします。

クレーンを使って鉄板を敷いていきますの画像
クレーンを使って鉄板を敷いていきます

 重量物運搬をするときの衝撃から舗装路面を保護するため構内に鉄板を敷きます。
 鉄板一枚のおおよその大きさは、長さ6m、幅1.5m、厚さ22mm、重さが1.6トンあります。
 トレーラーで運んできた鉄板をクレーンを使って順序よく敷いていきます。

平成29年1月27日(金曜日) 場内整理

 山の下閘門の全景です。長さ約 100m 最大幅約 23m の大きさですの画像

 今日は来週からの本格的な作業に備えて現場の整理です。
 場内に残っている雪を人力で除雪しています。
 午後からは雨も降り出し強い風も吹いてきました。

平成29年1月26日(木曜日) 資機材搬入

クレーン付きトラックで資機材を運んで来ましたの画像
クレーン付きトラックで資機材を運んで来ました

 今日から現地で作業を開始します。
 資材の保管等に利用するプレハブ小屋を設置しました。
 工事に使用する資機材の搬入も始まりました。
 オレンジ色の長いパイプは閘門の水抜きに使用する排水パイプです。

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