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【新潟】高志中等教育学校1年生のみなさんが鳥屋野潟の環境について学習しました
高志中等教育学校1年生のみなさんが、総合的な学習の時間に新潟市の今日的な諸問題として、「環境(水質)」をテーマとして学んでいます。
今回、学校から依頼を受け、7月20日(水曜日)に当部(新潟地域振興局地域整備部)の職員が学校に出向いて「土木」の仕事や「鳥屋野潟の環境」について説明しました。
土木の仕事について紹介
はじめに、自己紹介も兼ねて、「土木」の仕事について説明しました。
「土木」が、くらしを災害から守り、いつでも快適で豊かにくらすことができるよう様々な役割を担っていることを、河川事業を中心にパンフレットを用いて紹介しました。
わたしたちのくらしと土木の働き(パンフレット表紙)
鳥屋野潟の水質改善
新潟市の中心市街にある鳥屋野潟は、周辺が海面より低い海抜ゼロメートル地帯であるため、都市化の進展とともに周囲から生活排水が流れ込み、水質汚濁が進み環境が悪化しました。
そこで、鳥屋野潟を「多様な生物が生息し、水に親しめる場所」にするため、国、県、市などが協力して水質改善に取り組んでおり、浄化用水導水、潟の浚渫(しゅんせつ)、ゴミ除去対策、下水道整備などを進めています。
その結果、環境基準を大きく上回る汚濁が進んでいた鳥屋野潟の水質は徐々に改善し、現在は環境基準を下回っています。
鳥屋野潟の水質について学ぶ生徒のみなさん
鳥屋野潟の水質改善(説明資料)
総合学習への支援
当部では土木事業への理解を深めてもらうため、現場見学会のほか総合学習への支援を行っています。
生徒のみなさんは、説明を聞き、様々な対策により鳥屋野潟が着実にきれいになっていることを理解していました。
また、生活排水が水質悪化に大きな影響を与えることを学び、水質を悪化させないため、汚水を直接川に流さないことやゴミを川に捨てないことなどが大切であることを再確認していました。