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【新潟】「身近な社会資本の見学会」を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0054741 更新日:2013年12月12日更新

「身近な社会資本の見学会」の目的

 最近の度重なる災害の中、地域を支え暮らしを守る建設産業の重要性がクローズアップされています。
 この「身近な社会資本の見学会」(以下「見学会」という。)は、地域にとって大切な建設産業の魅力をより一層多くの県民に知ってもらうことを目的に、県立新潟工業高等学校の生徒のみなさんを対象として、今回はじめて実施したものです。

見学会の実施概要

  1. 日時:平成25年10月12日(土曜日)午前・午後の2回実施
  2. 場所:山の下閘門排水機場、山の下閘門~信濃川~通船川~貯木場及び朱鷺メッセ展望室
  3. 内容:事前学習 新潟市内に広がる海抜0メートル地帯と地盤沈下のメカニズム
     乗船体験 山の下閘門を起点に、信濃川、通船川を周回
     振り返り 朱鷺メッセ展望室から見学コースを確認

山の下閘門排水機場で事前学習

 最初に、山の下閘門排水機場4階会議室で、「私たちの住む街は海面下」と題して、新潟市内における海抜0メートル地帯の分布状況や地盤沈下のメカニズムなどについて、図面や模型等により説明を受けました。

パワーポイントを用いての説明の画像
パワーポイントを用いての説明

模型を用いての海抜0メートル地帯の説明の画像
模型を用いての海抜0メートル地帯の説明

模型を用いての地盤沈下のメカニズムの説明の画像
模型を用いての地盤沈下のメカニズムの説明

ボートに乗って閘門体験!

 事前学習の後、ボートに分乗し、山の下閘門→信濃川(萬代橋、柳都大橋ほか)→山の下閘門→通船川(焼島橋ほか)→第2貯木場を周回しました。
 山の下閘門では、信濃川と通船川の2メートル以上ある水位差をボートに乗って体験し、流域を水害から守っている排水機場の重要さを学びました。

国内でも珍しいセンターゲート方式の閘門の画像
国内でも珍しいセンターゲート方式の閘門

閘門内へボートで入る生徒たちの画像
閘門内へボートで入る生徒たち

ゲートを開けて注水の画像
ゲートを開けて注水

閘門から信濃川へ(水位差に注目!!)の画像
閘門から信濃川へ(水位差に注目!!)

橋梁をボートに乗って見学

 閘門を出た生徒さんたちは、山ノ下橋、柳都大橋、萬代橋をボートで周回し、橋梁構造の違いについて説明を受けた後、再度、閘門を通って通船川を遡り、第2貯木場を見学して乗船体験を終えました。

 最後に、朱鷺メッセ展望室を訪れ、見学した場所や海抜0メートル地帯が広がる新潟市内を高い位置から確認し、土木技術の重要性を再認識していました。

山ノ下橋へ航行の画像
山ノ下橋へ航行

萬代橋へ向かう生徒たちを乗せたボートの画像
萬代橋へ向かう生徒たちを乗せたボート

柳都大橋の橋桁をボートから確認の画像
柳都大橋の橋桁をボートから確認

焼島橋と工場群の画像
焼島橋と工場群

第2貯木場から帰路への画像
第2貯木場から帰路へ

参加者のアンケート結果

生徒さんたちのアンケート結果(抜粋)を紹介します。

  • 新潟市の面積の約4分の1が海より低い土地であり、新潟工業高校も低いところに建っていることが分かり心配になったが、排水機場の役割・必要性を教えてもらい安心した。
  • 地盤沈下の説明では、資料と模型を使用していて内容が分かりやすかった。圧密沈下で、粘性土は土粒子と間隙水に分かれていて、土粒子はハチの巣構造となっていることが魅力的だった。
  • ボートに乗って通船川と信濃川の水位差を体感した。あっという間に水位が上下して、画期的なシステムだと思った。
  • 普段見ることのできない橋の下を見て、色々な構造を知ることができ、勉強になった。

見学会を終えて

 今年度、「地域を支える建設産業の底力」発信事業の一つとして、新潟地域振興局地域整備部の主催で、上記の「身近な社会資本の見学会」を開催しました。
 参加した生徒さんたちは、通船川の成り立ち、海抜0メートル地帯の存在と地盤沈下のメカニズム、水害から地域を守る排水機場の役割、閘門での水位差体験、橋梁構造の確認などを通して、山の下閘門排水機場に代表される社会資本施設や土木技術の重要性を学び、アンケートでは社会資本の重要性についてたくさんの意見をいただきました。
 今回の見学会をきっかけに、建設産業への理解促進が進み、生徒さんたちには、今後の社会資本整備の担い手として、自信と誇りを持って建設産業界を目指してほしいと思います。
 今後も、建設産業の魅力を発信していきますので、よろしくお願いします。

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