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地域整備部レポート
一日新潟土木事務所長
平成16年1月29日に小針中学校3年生を迎えて実施しました。
「通学路の川にゴミがいっぱいあるのは、気分が悪い!」
これがきっかけで始めた二人のごみ拾いは、今も続いています。
小針中学校3年生隅木創太さんと小沼峻輔さんは、昨年の10月から西川のごみを拾い始め、集めたごみは2トン車で2台分にもになりました。草に埋もれた廃棄物を取り出そうと草刈も。
一般ごみは自宅に持ち帰り処分しましたが、この大きなごみをどうしようと悩んでいたときに、県民だより新潟地域版“ほっとネットファイブ”を見た二人は、新潟土木事務所に処分を依頼しました。
この電話から、活動を知ることとなった土木事務所では、感謝の意を表そうと「一日所長」を企画。
二人は、渡部所長に活動の経過を報告。一日所長の委嘱を受け、早速、土木事務所の事業概要を学習した後、幹部職員からの見送りを受けて「河川パトロール」に出発しました。
(写真)河川パトロールの様子
(写真)このようなごみが捨てられています
「僕たちの力では拾えないけど、こんなところにも捨ててあるよ」と、同行の治水課長に指摘するなど、もう立派な「一日所長」です。
西川を上り、環境に配慮した護岸や上流から流れてくるごみを止めるためのフェンスを見学しました。二人の感想は、「実際に現地を見てよかった」。
事務所に戻って、渡部所長に結果報告をした後、職員全員を前にして、小沼さんは「今日はありがとうございました。川がもっときれいになるように意見を出していきたいです」と、隅木さんは「学校でできない貴重な体験を将来の仕事に生かしていきたいです」と話し、職員から大きな拍手を受けました。
"二人の将来がすばらしいものになることを祈っています"