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【令和2年度】農業トピックス
次世代につなげ、匠の技!「なりわいの匠」
技の伝承・実践研修会を開催しました(3月3日)
「にいがた『なりわいの匠』」の技を将来の担い手へ伝承しようと、管内の若手農業者や匠の技に関心のある方などを対象とした研修会を長岡地域振興局を会場に開催しました。
今回は15名が参加し、小国地域で活動中の3名の匠から「ネイチャークラフト」を教えていただきました。
当日は、小国地域の「みんなの体験館」体験・企画コーディネーターの片桐和美さんに協力いただき、下記の2コースに分かれ、匠の指導を受けながら約2時間、作品づくりに取り組みました。
Aコース:山野草を使った生け花〔今井勝 さん〕
:ネイチャー・リース 〔山崎ひとみ さん〕
Bコース:アケビのつる細工 〔池島和代 さん〕
当日の材料は、それぞれの匠があらかじめ地元の野山で採取し、加工し易いように処理してあり、その採取や処理方法についても随時お聞きしながら作業が進み、素敵な作品が出来上がりました。
コロナ感染症に留意しながらではありましたが、匠と参加者がふれあいながら、楽しく学ぶ機会となり、参加者全員から次回開催を期待する声が聞かれました。
令和2年度第2回農業女子講座を開催しました(3月2日)
「女性がやりがいを持って農業を続けるために大切なこと」をテーマに、第2回農業女子講座を開催し、農業者20人が参加しました。前半は管内・管外から農業に意欲的に取り組む女性農業者4人を招き、テーマについてパネルディスカッションを実施しました。後半は、グループワークで4人ずつに分かれ、「現状」、「理想的な姿」、「アイディア」を個別に書き出した後、グループ内で共有し議論を深めました。
また、長岡地域の女性農業者のコミュニティ立ち上げについて3人の参加者から経緯の説明と参加募集があり、多くの賛同を得られていました。
新規就農者交流会「セルフコーチング研修会」を開催しました(1月14日)
新規就農者や就農希望者等23名が参加のもと、新規就農者交流会を開催しました。有限会社MAX・ZEN performance consultants代表取締役 丸山結香様を講師に迎え、不安を取り除き、自分を成長させる方法として、セルフコーチングの手法を学びました。演習では、それぞれの「課題」、「現状」、「理想的な目標」を整理し、グループ内での発表を通じて参加者同士が交流を深めていました。
長岡青年農業士会が新規会員農場訪問研修を開催しました(10月28日)
長岡青年農業士会は、新規会員となった2名の農場への訪問研修を開催し、14名が参加しました。
開会にあたり同会会長があいさつし、「本年度初めての活動となるが、互いに情報交換をして経営発展を目指していこう」と呼び掛けました。
当日は、新規会員が自らの経営状況や所属する法人での役割を紹介し、活発な意見交換により会員同士の交流が図られました。
目指すは売上1億円、カリフラワー現地指導会開催(8月26日)
おぢやカリフラワー出荷組合では、2年後に迎える組合設立50周年での売上額1億円を目標にしており、普及指導センターでは、その達成に向けた支援を行っています。
この活動の一環として、生産技術の向上を図るための現地研修会が開催されました。
今年は猛暑のため、生育が早まり栽培管理が難しくなっています。そのため、普及指導センターから、極早生品種は出蕾前までに目標葉長を確保するよう追肥等の対応が必要と、今後の管理ポイントについて説明を行いました。
その後、現地ほ場の生育状況を見ながら生産者間で情報交換を行い、これからの管理対策について理解を深めることができました。
法人化・経営発展視察研修会を開催しました (8月20日)
法人化を志向する組織や設立間もない法人等を対象に先進的な法人経営の視察研修を実施しました。(農)グリーンサポート(五泉市)では設立経過と設立後の運営方法等を、(有)道潟農場(新潟市南区)では園芸導入の経過と経営の中での園芸の位置づけ等を研修しました。新型コロナウィルスの影響の中、限られた参加者での実施となりましたが、時間を超過するほど多くの質問が出されました。
先輩農業者からノウハウを学ぶ!
~新規就農者や就農希望者と指導農業士の交流会を開催しました~(7月2日)
新規就農者と就農希望者22名の参加のもと、新規就農者交流会を開催しました。
最初に、長岡市小国町小国沢の有限会社ウイングを視察し、専務取締役で指導農業士の羽鳥求さんから、経営概要や生産物の販売方法等の説明を受け、実際にほ場を見学しながら、えだまめやなすの栽培方法についても教えていただきました。
その後、小国コミュニティーセンターで参加者と指導農業士との情報交換会を行いました。参加者からは、先輩との人間関係の築き方、規模拡大や雇用のタイミング、販路の拡大方法等、様々な質問があり、指導農業士からはご自身の経験談をもとにしたアドバイスなどをいただきました。
参加者からは、「自分が何を目標にやっていくのか、しっかり考えられる良い機会になりました。」などの声が聞かれました。
えだまめ栽培現地研修会を開催しました(6月17日)
えだまめの収量と品質の向上を目的に、現地研修会を開催しました。
当日は、長岡市高野町の新潟茶豆栽培ほ場を会場に、開花期追肥の目的と方法、倒伏を防止するための先刈り作業などについて研修を行いました。
また、ほ場主の生産者から、機械を利用した先刈り作業の実演と作業のポイントなどを紹介していただきました。
新規就農者を対象としたアスパラガス研修会を開催しました(6月12日)
アスパラガスの導入を検討している新規就農者4名が参加し、見附市の(農)ファーム小栗山の三沢代表から、アスパラガス生産に必要な労働力や適正な経営規模等について教えていただきました。その後、栽培ほ場を見学し、参加者からは、販売方法や防除のタイミングと方法などについて、多くの質問が出されました。
参加者からは、「大変参考になった」、「新規作目の導入について、慎重に検討したい」などの声が聞かれました。
地域農業の未来を担う人材へ!~ニュー農業塾を開催しています~(6月11日)
ニュー農業塾は、地域で優れた農業経営を実践している先輩農業者(指導農業士)を塾長に迎え、将来の農業の担い手として期待される新規就農者が、栽培技術や経営管理等を学び、農業経営の実践力を身につけることを目的とした講座です。今年は、16名が塾生として、稲作講座を受講しています。
6月11日の第2回講座では、分げつ発生調査や生育調査などを行い、生育診断方法について学びました。塾生は、複雑に発生している分げつ数の計測に苦労しながらも、積極的に質問する姿も見られ、農業への熱意が感じられました。
今後、4回の講座を通し、塾生の栽培技術や経営管理能力のレベルアップを図るとともに、塾長と塾生の縦のつながりと塾生同士の横のつながりを深めていく予定です。