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段丘に育った縄文文化

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052171 更新日:2019年3月29日更新

人の定着

 河岸段丘の上は平坦で生活しやすい上、信濃川から離れているので洪水の心配がありません。また、森にも近いので木の実や小動物などの食料の調達も容易です。なにより、この地域は苗場山の溶岩層のおかげで段丘の縁から地下水が湧き出すところが多くあり、そうした湧水点の近くに集落が発達したことが伺えます。
 実際に、名水地龍ヶ窪の周辺には立石遺跡が発見されていますし、国宝の火焔型土器が出土した笹山遺跡近くにも湧水点があったことが知られています。

じょうもんむらのふゆのようすのいめーじ
縄文村の冬の様子(イメージ図)

とおかまちしはくぶつかんしょぞう こくほう かえんがたどき
十日町市博物館所蔵 国宝 火焔型土器

縄文人の衣服と飾り

 縄文人は身体保護や防寒、それに性や身分を区別するため衣服や装飾具を身につけていたとされていますが、衣服は、カラムシやアカソといった植物から採った繊維をもとに作られていたと考えられています。

じょうもんじんのいふく

 カラムシは広く野生に自生していますが、風の吹かない山里であって、雪どけ水が豊かで湿度が多い越後の南部では、特に良質なカラムシが育ちました。
 カラムシの茎の表皮から織物の材料となる青苧が作られます。

からむし
カラムシ

あおそ
青苧(あおそ)

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