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越後妻有とは
新潟県南部に位置する十日町市と津南町の妻有郷からなり、日本一の長さを誇る信濃川中流域に開けた盆地を中心に栄えた地域です。
なお、「妻有」とは古くからは旧十日町市、旧川西町、旧中里村、津南町地域のことを指しますが、ここでは旧松代町、旧松之山町も含めた十日町市、津南町を「越後妻有」として表現しています。
この地域は、北西の季節風、日本海に流れ込む暖流、そして背後にそびえる越後山脈が関係することで、平年で2mを超える積雪が生じ、人々は半年近く雪の中での生活を余儀なくされています。
実はこの雪が年間を通じ徐々に溶けることが“自然のダム”として、下流に流れる水の量を一定に保つ役目を果たしているのです。
越後妻有地域の位置図
中津川渓谷(秋山郷穴藤)の雪景色