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教育下越321号

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0123314 更新日:2019年6月29日更新

管内の生徒指導の状況

非行事故の状況について

 今年度11月末までの管内における非行事故報告件数は下表のとおり83件で、昨年度同期に比べて13件増加しています。種別では、「ズボン下ろし」が最も多く、小学校24件、中学校7件で、全体の半数近くが小学校1年生で発生しています。
 今年度特徴的なものが、「わいせつ」事案の低年齢化です。小・中全体で8件、そのうち3件が小学校3年生で発生しています。興味本位で衝動的な行動に走り、性犯罪を起こさないように確実に指導することが求められます。中学校ではリストカットを含め、「自殺未遂」が6件発生しています。救急搬送を伴った深刻なケースとしては、処方されている内服薬等を大量に摂取し、入院するといったケースです。また、対教師・生徒間の暴力行為が9月以降立て続けに3件起きています。
 「いじめ」については、小学校6件、中学校7件の合計13件で、昨年度同期比7件の増加です。中には、いじめ行為が長期に渡っていながら、定期のアンケート調査を含め、周囲の児童生徒、教職員が発見できなかったケースが小・中学校で起きています。児童生徒に対するアンテナをより高くし、微細な変化を見落とさないよう組織的に取り組む必要があります。

非行事故の状況についての画像

不登校について

 平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査の結果によると、本県の不登校児童生徒数は小学校560人、中学校1759人に上っています。管内では、90日以上学校を欠席している児童生徒の割合がやや高くなっています。
 平成29年2月に「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」が完全施行され、同年3月にはその基本指針が策定されました。不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の状況に応じた必要な支援を行うことが義務付けられました。また、学校と教育委員会、教育支援センター、さらにフリースクールやフリースペースといった民間の団体等と一層連携・協働した取組が求められるようになりました。
 現在、管内では不登校児童生徒を支援する団体が、村上市に1団体、佐渡市に6団体あります。教育委員会においては、民間の団体等と定期的に協議を行う連携協議会を設置し、民間の団体等との連携による不登校に関する会の開催などに関する取組や、官と民との連携による施設の設置・運営を行うなど、地域の実情に応じ、連携に向けた取組を段階的に推進する必要があります。
 また、村上市は今年度不登校対応専任教員モデル事業の指定を受け、専任教員が小学校20校、中学校8校の巡回訪問を行っています。当事務所のSSWも家庭訪問やケース会議に参加し、児童生徒・保護者との面談のほか、個別の支援計画策定への協力や関係機関との連携等、具体的な支援に当たっています。

児童生徒の交通・傷害事故防止を
 今年度の交通事故・傷害事故の発生件数(11月30日現在)は、以下のとおりです。

  • 交通事故:21件
    状況:自転車(11)、歩行中(7)、車同乗(3)
    ※昨年度より6件減。自転車事故が減。骨折事故が3件。(自転車乗用中に転倒し、左肘を複雑骨折したという事故があった。)また、保護者の車に同乗中、シートベルトの未着用から大怪我となる事故もあった。後部座席も含めたシートベルト着用の指導が必要である。
  • 傷害事故:84件(管理下72、管理下外12)
    状況:教科学習等(26)、課外活動(16)、休憩時間(24)、登下校(2)、その他(4)
    ※昨年の66件から大幅に増加。小学校は休憩時間、中学校は体育授業や部活動中の事故が多く発生。また、熱中症による事故も多く発生。児童生徒の安全・安心を第一に、救急搬送を優先した対応が多くみられた。
    今年度は死亡事故が2件あったことが非常に悔やまれます。今後、凍結等の道路状況の悪化や風雪による視界不良などが影響した交通事故、校舎内での遊び等での衝突事故が心配されます。各学校においては、事故防止に向けて、より具体的な取組と注意喚起を繰り返しお願いします。

家庭教育支援者ステップアップ研修会

この研修会には、次の2つの目的があります。

  1. 地域で家庭教育支援をリードする人材の資質向上を図り、地域の家庭教育支援のネットワークを広げること
  2. 受講者が、就学時健診時等で行われる家庭教育講座の講師としての技能を身に付けること

 今年度、下越地区は、村上市の生涯学習推進センターを会場に以下のように開催しました。

第1回:平成30年9月19日(水曜日)

講師:NPO法人ニナニーナ代表 佐竹直子様
講義・演習:「家庭教育支援活動はじめの一歩」~はじめの一歩を踏み出すためのノウハウを学ぶ~
 演習では、地域での家庭教育支援や子育て支援の機能・施設について把握していることを列記し、グループで紹介し合いました。受講者からは、「地域には、いろいろな子育て支援の機能や施設があることを知る機会になり、今後、有効に活用していきたい。」という感想が聞かれました。

第2回:平成30年10月17日(水曜日)

講師:NPO法人みらいずワークス 小見まいこ様
講義・演習:「家庭教育支援に役立つファシリテーション力を身につけよう」
 講師の小見様からファシリテーションの進め方とファシリテーターとして、一人一人の想いが生かされる場をつくることが大切であるというお話がありました。受講者からは、「ファシリテーションの具体的な進め方とその成果が体験でき、今後の活動の中で取り入れていきたい」という感想が聞かれました。

第3回:平成30年11月20日(火曜日)

講師:NPO法人ニナニーナ代表 佐竹直子様
講義・演習:「家庭教育支援ガイドブックを活用したはじめの一歩」~はじめの一歩を踏み出すためのノウハウを学ぶ~
 受講者が、家庭教育講座を担当するという想定での研修会でした。前半は、佐竹先生が講師役、受講者が保護者役になってデモンストレーションを行いまいした。後半は、グループに分かれて、実際に家庭教
育講座を担当することを想定し計画を立て、実際にロールプレイを行いました。より実践的な内容となり、受講者も、家庭教育講座のイメージをもつことができました。

 今回のステップアップ研修では、受講者の方にグループワークやロールプレイ等、意欲的、積極的に取り組んでいただきました。今回学ばれたことを、是非、講師として地域での活動に生かしていただきたいと思います。

家庭教育講座講師派遣事業

 県では、学んだ成果を地域の諸課題の解決に向けて有効活用する循環型の生涯学習社会を目指しています。
 昨年度までに家庭教育支援者養成研修(全3回)と家庭教育支援者ステップアップ研修(全3回)を修了した方から、就学時健診時等の家庭教育講座において講師や運営補助として御協力いただいた事例を以下に紹介します。

10月16日(火曜日)関川村立関川小学校

 家庭教育支援NPO法人の方からグループワークの進行をしていただき、家庭で意識していることや困っていることについて話し合いました。保護者同士打ち解けた雰囲気の中で、活発な情報交換ができました。

10月24日(水曜日)新発田市立荒橋小学校

 市のこどもセンターの方から、10分間ほど講話をしていただきました。普段の勤務や子育ての経験から、こどもセンターに来る親子の様子や「子育ては、楽しみを見つけて行ってほしいこと」「相談できる窓口を確認しておくとよい」等、お話していただきました。

新発田市立荒橋小学校での子どもセンターの画像

10月25日(木曜日)五泉市立村松小学校

 PTA会員3名の方からグループワークの進行を担当していただきました。グループ協議は、フリートークという形で進めました。有意義な情報交流と意見交換を行うことができました。

11月17日(土曜日)佐渡市畑野地区青少年健全育成協議会

 家庭教育支援NPO法人の方と市職員の方から各グループを回り、話し合う内容を方向づけていただく等のアドバイスをしていただきました。保育園、小学生、中学生とお子さんの年齢層の違う保護者の皆さんでしたが、活発な情報交流と意見交換ができました。

11月17日(土曜日)佐渡市畑野地区青少年健全育成協議会の画像

 子育て、家庭教育支援の需要は、今後、ますます高まってくることが予想されます。家庭教育支援者養成・家庭教育ステップアップ研修受講修了者が、ネットワークを築き、家庭教育支援チームの登録や家庭教育講座を担当するなど、活躍が期待されます。

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