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教育下越320号

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0123315 更新日:2019年6月29日更新

学校管理訪問を終えて

 平成30年度の学校管理訪問が終了しました。今年度は、管内73校(小学校49校、中学校24校)を訪問させていただきました。
 市町村教育委員会及び各学校には、事前の御準備、御配慮をいただき、感謝申し上げます。
 今年度の訪問を終えて、参考となる事例等を紹介しますので、再度見直しをお願いします。

1 非違行為と教職員事故の根絶

  1. 非違行為を生まない職員研修の工夫改善
    訪問した全学校で、非違行為の根絶に向けた、定期的かつ継続的な管理職による指導と、具体的な資料を基に教職員一人一人の当時者意識を高める参加型の研修が実施されていました。
  2. 個人情報の保護と情報管理の徹底
    個人情報の管理状況を実際に確認しました。ほとんどの学校で、校内規程に沿って適正にUSBメモリ等が管理されていました。個人情報は一括管理し、校外に持ち出さないことが原則です。特に、電子データが流失した際の影響は計り知れません。個人情報の管理には、電子、紙を問わず、緊張感をもち、細心の注意を払うよう、全教職員で再確認してください。
  3. 公務災害申請負傷事故の防止
    管内では10月末現在で3件の公務災害事故が発生し、内1件が全治1か月以上の重傷です。
    訪問校では、事故の未然防止の視点で施設設備を点検し、必要な改善をお願いしました。また、小さな油断が大きな負傷事故を招いています。教職員が互いに声を掛け合い、事故防止に努めるようお願いします。

2 最悪を想定した危機対応

 訪問した全ての学校で危機管理マニュアルが作成してありました。しかし、大事なのはそのマニュアルが使えるものか、日ごろから危機を想定して確認を行っているかです。以下の点から定期的な見直しをお願いします。

  1. 児童生徒の命を守るために
    今年は高温が続き、暴風や豪雨の対応に苦慮した上半期でした。熱中症対策、登下校時の安全対応に、不足している項目がないかを点検してください。また、自然災害、事件・事故発生時には、全教職員が的確に対処し、児童生徒の安全を確保する態勢を整えてください。
  2. 安心・安全への第一歩は細かな目配り
    訪問した学校のほとんどでは、刃物類にナンバリングがされ、総数の表示がありました。しかし、ミシン針がついたままだったり、特別教室の教師用机の引き出しに刃物類が入っていたりする事例がありました。また、薬品の残量と薬品台帳の記録に誤差が認められる事例もありました。思わぬところに潜む危険を察知するよう細部への目配りをお願いします。

3 諸表簿の管理と人事管理

  1. 諸表簿の管理
    法定諸表簿については、記載の正確さ、他表簿との整合性、保存状態等を点検しました。訪問校では、概ね適切な管理状況でした。
    近年、校務支援システムと連動したり、電子入力となったりしている「学校日誌」「出勤簿」「旅行命令簿」「休暇簿」が増えています。その際、入力ミス、印刷ミス、管理職の押印漏れが散見されました。服務勤務への姿勢は、諸表簿の確実な記載となって表れます。整合性を常に点検し、正確な記載に努めてください。
  2. 人事管理
    加配教員配置校においては、学校課題の解決に向けて適切な運用がなされていることが確認できました。ただ、中学校において、特別支援学級担任による担任授業時数が12時間を満たしていないにもかかわらず、「給料の調整額」の支給を受けていた事案が認められました。今後とも「特別支援学級ガイドライン」に沿った運用をお願いします。

4 働き方改革の具体化

 県の「働き方改革1,2,3」をベースに、ほとんどの学校が具体策を講じていました。
 市町村教委と連携した夏季休業中の閉庁日、年休の取得率アップ、行事の精選・廃止など、取組については、校種や地域の実情により差異があるものの、確実になされていました。仕事と私生活の調和を図りながら、やりがいをもって子どもたちと向き合うことが大切です。

深めよう 絆 県民の集い(下越地区)の報告

 「いじめ見逃しゼロ県民運動」の一環として、10月13日(土曜日)、胎内市産業文化会館において、標記の集いを開催しました。当日は、670名を超える大勢の方々から御参加をいただきました。
 集いのねらいは、より多くの学校や保護者、地域の方々に県民運動を知っていただき、いじめを始めとした問題行動の解消及び未然防止に向けた気運を、社会全体でさらに高めることにあります。「いじめ見逃しゼロ~自他の命の大切さ~」をテーマに、前半は下越地区の学校、地域の代表による取組発表、後半は講演を行いました。以下、当日の内容の概要を報告いたします。

オープニング

  • 深めよう絆県民会議座長新潟大学教授 宮薗 衛 様のあいさつ
  • 胎内市立中条小学校のマーチングバンド演奏

胎内市立中条小学校のマーチングバンド演奏の画像

第1部取組発表

  • 胎内市立中条中学校
    「命のあさがお」運動を中心とした社会性の育成
  • 県立新発田商業高等学校
    新発田市内の特産品を使用した商品開発・販売を通した自己有用感の育成
  • 県立新発田竹俣特別支援学校
    いじめ見逃しゼロを目指し、自分たちの学校生活を明るく楽しく過ごすための取組
  • 胎内市立築地小学校地域コーディネーター
    近 愛 様
    学校、家庭、地域が連携・協力した、子どもたちの生きる力を育むための取組

第2部講演会

新潟大学教職大学院 教授 神村 栄一 様
「『分かっているけどやめられない』の心理から考えるいじめ問題」

第2部講演会の画像

[参加者の感想から(原文:一部抜粋)]

児童・生徒

  • 改めていじめについて考えるよい機会となりました。自分の生活も見直したいです。
  • 思いやりの大切さを改めて知りました。
  • いじめを無くしそれを維持するためには、まず、自分たちがそのような意識をもち、広めなければならないと思いました。

保護者、地域住民

  • 各校独自の生徒主導の取組はどれもすばらしかったです。大人も子どもも違いを認め合い尊重できる社会になることを願います。
  • いじめは大人社会でもあります。子どもたちの問題にするのでなく、それぞれの問題として考えることが大切だと思いました。

教職員

  • 子どもたちが自主的に活動し自己肯定感を高める様子を知り、大人も真剣に取り組んでいかなければならないと思いました。
  • 講演からいじめにつながりやすい状況を早期に気づける感性、観察力、そして、「そのことを絶対に許さない」と、表現・行動していくことの大切さを学びました。職場でも伝え広げたいと思います。

 集いでは、貴重な実践や御講演を通して、「自分や他者の命を大切にする」上で、どのようなことが大切かについて、たくさんのことを学んだという声が多く聞かれました。
 今後は、それぞれの立場で集いの成果を生かし、自分ができることを確実に実践していくことが大切です。皆様の実践が実を結び、「いじめ見逃しゼロ県民運動」の輪がますます広がることを期待しています。

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