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平成30年度 社会同和教育市町村巡回研修会を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0051582 更新日:2019年3月29日更新

 県教育委員会では、同和問題の正しい理解を深め、差別解消に向けた社会同和教育の実践を促すために、広く県内市町村を巡回して研修を行っています。中越地区では、管内を6ブロックに分け、毎年2会場ずつ巡回しています。本年度は、燕・弥彦ブロック、津南・小千谷・十日町ブロックで開催しました。

期日・会場・参加者数

燕・弥彦ブロック 7月27日(金曜日)燕市中央公民館(114名参加)
津南・小千谷・十日町ブロック 8月28日(火曜日)津南町公民館(101名参加)

日程

13時00分 開会式・オリエンテーション
13時15分 説明「社会同和教育市町村巡回研修会の趣旨」
13時35分 講義「同和問題の現状と社会同和教育の視点」
15時00分 グループワーク「同和問題や差別の解消に向けて~今、何をすべきか~」
16時15分 閉会式

説明

社会同和教育市町村巡回研修会の趣旨
 新潟県教育庁生涯学習推進課

  • 社会教育市町村巡回研修会の趣旨について
  • 新潟県の人権教育に関する基本方針について
  • 同和問題について
  • 人権教育を取り巻く国や新潟県、新潟県教育委員会の動向について
  • 生涯学習推進課の取組について

講義

藤野様の講義の画像
藤野様の講義

同和問題の現状と社会同和教育の視点
 敬和学園大学人文学部教授 藤野 豊 様

「同和問題の変容」「新潟県に存在する同和問題(部落問題)」「同和問題の新たな実情」「社会同和教育の課題」などについて具体的にわかりやすくお話していただきました。参加者からは、「現代においても差別が存在することを改めて教えられ、無関心が悪であり罪であると感じた。」「地域における被差別地区の有無にかかわらず、差別する側にならないための教育が大切だと言うことがわかった。」「同和問題について当事者意識をもつことができた。」などの感想が寄せられました。参加者からはアンケートで、「講義を通した同和問題への理解が深まった:55%、やや深まった:44%」と高い評価をいただきました。

グループワーク

グループワークの様子の画像
グループワークの様子

テーマ「同和問題や差別の解消に向けて~今、何をすべきか~」
4~5人程度の小グループに分かれて「同和問題や差別がなくならない理由」や「今やるべきこと」について話し合いました。年齢や教員・行政職員・一般住民(保護者)など立場の異なる方々によるグループで、同和問題の解決に向けて活発な意見交換が行われました。
参加者からは、「普段の研修では行政目線の意見を聞くことが多かったが、
教職員やPTAの方などの違う目線の意見を聞くことができて良かった。」「どのグループも同じような内容の発表があり、皆が同じようなことを考えているということが確認できた。」「同和問題についての自分の考えを見直すきっかけになった。」などの感想が寄せられました。参加者からはアンケートで、「グループワークでの他の人の意見が参考になった:82%、少し参考になった:18%」と高い評価をいただきました。

まとめ

 参加者のアンケートから、この研修で初めて同和問題を知った方が12%、人権教育についての国や新潟県・新潟県教育委員会の取組を知らなかった方が21%もおられることから、この研修会を継続していく必要性を感じます。また、研修会の感想については、「とても良かった:59%、まあまあ良かった:40%」と高い評価をいただき、本研修会を開催した意義を感じます。また、「保育園や幼児教育に携わる人にも参加してもらった方が良い。」「より多くの保護者や地域の人を巻き込んだ研修ができると良い。」など、研修会に対する前向きな御意見をいただきました。今後の社会同和教育市町村巡回研修会の運営に生かしていきたいと思います。
 各市町村における社会同和教育が今以上に推進されるとともに、同和問題解消に向けた取組が一層広がっていくことを期待します。
 平成31年度は、柏崎・刈羽・出雲崎ブロック、三条・加茂・田上ブロックで開催する予定です。多くの方々から御参加いただき、同和問題についての理解を深めていきましょう。

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