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平成29年度 社会同和教育市町村巡回研修会(中越地区)を開催しました(平成29年11月24日)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0051569 更新日:2019年3月29日更新

 県教育委員会では、同和問題の正しい理解を深め、差別解消に向けた社会同和教育の実践を促すために、広く県内市町村を巡回して研修を行っています。中越地区では、管内を6ブロックに分け、毎年2会場ずつ巡回しています。本年度は、湯沢・魚沼・南魚沼ブロック、出雲崎・長岡・見附ブロックで開催しました。

期日・会場・参加者数

湯沢・魚沼・南魚沼ブロック 8月22日(火曜日)湯沢町公民館(118名参加)
出雲崎・長岡・見附ブロック 10月12日(木曜日)出雲崎町中央公民館(90名参加)

主な日程

13時00分 開会式・オリエンテーション
13時15分 説明「社会同和教育市町村巡回研修会の趣旨」
13時35分 講義「同和問題の現状と社会同和教育の視点」
15時00分 グループワーク「同和問題や差別の解消に向けて~今、何をすべきか~」
16時20分 閉会式

説明

社会同和教育市町村巡回研修会の趣旨
 新潟県教育庁生涯学習推進課

  • 新潟県の人権教育に関する基本方針について
  • 同和問題について
  • 人権教育を取り巻く国や新潟県、新潟県教育委員会の動向について
  • 生涯学習推進課の取組について

講義

藤野様の講義の画像
藤野様の講義

同和問題の現状と社会同和教育の視点
 
敬和学園大学 人文学部教授 藤野 豊 様

 「同和問題の変容」「新潟県に存在する同和問題(部落問題)」「同和問題の新たな実情」「社会同和教育の課題」などについて具体的でわかりやすくお話ししていただきました。参加者からは、「歴史的背景から現在社会の問題点までリアルな内容で聞かずにはいられない講義だった。」「まだこのような差別があることを知ってかなりショックを受けた。」「差別は過去の問題ではなく現代の問題であり、他人事ではなく一人一人にかかわる問題であることを再認識した。」などの感想が寄せられました。参加者のアンケートでは、「講義を通した同和問題への理解が深まった:68%、やや深まった:30%」と高い評価をいただきました。

グループワーク

グループワークの様子の画像
グループワークの様子

テーマ「同和問題や差別の解消に向けて~今、何をすべきか~」
 4~5人程度の小グループに分かれて「同和問題や差別がなくならない理由」や「今やるべきこと」について話し合いました。年齢や教員・行政職員・一般住民(保護者)など立場の異なる方々によるグループで、同和問題の解決に向けて活発な意見交換が行われました。
 参加者からは、「職種や世代の異なる方々と同和問題や差別について意見を交わす貴重な機会であった。」「自分の考えが整理でき、これからやるべきことも整理できた。」「意見交換をすることで認識が一層深まった。」などの感想が寄せられました。参加者のアンケートでは、「グループワークでの他の人の意見が参考になった:82%、少し参考になった:11%」と高い評価をいただきました。

まとめ

 参加者のアンケートから、この研修で初めて同和問題を知った方が15%、人権教育についての国や新潟県・新潟県教育委員会の取組を知らなかった方が29%もおられることから、この研修会を継続していく必要性を感じます。また、研修会の感想については、「とても良かった:67%、まあまあ良かった:27%」と高い評価をいただき、本研修会を開催した意義を感じます。さらに「まず自分が変わらなければならないと思った。」「周りや身近にないから関係ないという意識では何も解決しないので、これからは広めていきたい。」「自分自身の感覚を磨くだけでなく、正しい知識を伝えられる教師であり続けたい。」など、それぞれの置かれた立場で同和問題解消に向けて積極的に取り組もうとする心強い声も聞かれました。
 今後、どの市町村でも同和問題解消の取組が一層広がっていくことを期待します。

 平成30年度は、燕・弥彦ブロック、津南・小千谷・十日町ブロックで開催する予定です。ぜひ多くの方々から御参加いただき、同和問題についての理解を深めていきましょう。

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