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平成29年度 地域連携担当教員研修会を開催しました
社会教育や生涯学習に関する知識と理解を深めるとともに、地域との連携・協働の必要性や担当教員としての役割を講義や実例から学び、学校と地域をつなぐキーパーソンとしての資質と能力の向上を図ることを目的に標記研修会を開催しました。
1 地域連携担当教員研修会(A)
真柄講師の講義
A研修では、中越地区の小・中・特別支援学校から78名が参加しました。講師の真柄様からは、教育基本法改正の趣旨、学校教育法改正と学習指導要領、新潟県教育振興計画・学校教育の重点等から、地域との連携・協働の必要性について説明がありました。また、地域連携を担当する教員に期待する役割と地域コーディネーターとの連携の重要性を強調されました。
その後のワークショップでは4~5人のグループになり、地域連携担当教員として各校の課題やその解決策について、活発に話し合いました。
2 地域連携担当教員研修会(B)
事例発表
B研修は、燕会場では113名、魚沼会場では73名が参加しました。本年度は、地域コーディネーターの配置されている小学校と地域コーディネーターが配置されていない中学校から、事例発表がありました。地域コーディネーターの配置されている小学校からは、児童の主体性を生かした活動を地域とつなげ、様々な活動につなげていく取組の紹介がありました。地域コーディネーターが配置されていない中学校からは、管理職や地域連携担当教員が中心となって、地域の人的資源や物的資源を活用した取組が発表され、いずれも参加者にとって参考となった内容でした。
演習では、持ち寄った自校の取組を情報交換しました。それを足がかりに「すでに実施している地域資源を活用した教育活動」と「学校側のニーズ」をどのようにつなげたらいいか、グループで検討しました。
まとめ講義では、社会に開かれた教育課程の編成の視点や地域学校協働活動及び地域学校協働本部設置の推進、公民館の一層の活用等多面的な指導があり、参加者が新たな視点を得るよい機会となりました。
3 まとめ
B研修における演習
学校と地域の連携・協働は、校長のリーダーシップの下、全教職員が地域との連携・協働の必要性と教育活動の有効性を共有することから始まります。今回の事後アンケートからは、受講者は今後に役立つ研修であったと感じていることが分かりました(肯定的評価はA研修100%、B研修94.4%)。
今後とも、担当者や管理職の熱意が伝わる校内研修を開催して、来年度につながる地域連携に基づく学習計画を教育計画に位置付け、キーパーソンである地域連携担当教員が中心となった全校体制での地域との連携・協働を、一層推進してくださるようお願いいたします。