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「犯罪被害者週間新潟大会(犯罪被害者支援フォーラム2021in新潟)」を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0447743 更新日:2021年12月8日更新
 例年開催している「犯罪被害者支援フォーラム」を、本年は新潟県犯罪被害者等支援条例を施行して初めての「被害者支援を考える月間(条例第23条)」であることから、国の「犯罪被害者週間(※)」に合わせた広報啓発事業である「犯罪被害者週間新潟大会」として開催しました。
 
※「犯罪被害者週間」とは
国の「犯罪被害者等基本計画」(平成17年12月閣議決定)において、「犯罪被害者等基本法」の成立日である12月1日以前の1週間(毎年11月25日から12月1日まで)が「犯罪被害者週間」と定められ、集中的に広報啓発事業を行い、犯罪被害者等が置かれた状況等について国民の理解を深めることを目的にしています。

開催日時・場所

○日時
 令和3年11月27日(土曜日)午後1時30分から午後4時30分まで
○場所
 新潟ユニゾンプラザ 多目的ホール(新潟市中央区上所2-2-2)

主催者

・警察庁 ・新潟県 ・新潟県警察 ・公益社団法人にいがた被害者支援センター

プログラム

○主催者代表挨拶

 主催者を代表して、滝沢依子警察庁長官官房審議官と花角英世新潟県知事が、挨拶しました。

 <審議官挨拶>                                                        <知事挨拶>

 主催者代表挨拶(審議官)            主催者代表挨拶(知事)

○犯罪被害者等支援功労知事表彰

 この表彰は、新潟県において、長年、犯罪被害者等支援に従事された方々などの功績に敬意を表し、支援従事者等の活動意欲の高揚や支援団体等の知名度・信頼度の向上を図るとともに、犯罪被害者等支援の輪が広がるよう、犯罪被害者等支援の充実に尽力された個人・団体を表彰するものです。
 大会では、次の個人2名の方、団体1団体が受賞されました。

<個人>

・橘 玲子 様

  橘様は、臨床心理士として、被害にあわれた方やそのご家族などのカウンセリングを行ってこられたほか、県警のカウンセリングアドバイザーとして、平成10年から12年にわたり、カウンセリングや職員の代理受傷防止に関する助言・指導を行うなど、本県における犯罪被害者等への精神的ケアに、長きにわたり、第一線でご尽力されました。

・長塚康弘 様

 長塚様は、県内初の民間被害者支援団体である「にいがた被害者支援センター」の設立にあたり、「設立発起人会」の会長として尽力され、初代理事長に就任されました。その後も、センターを公益社団法人化するなど、運営基盤構築や支援活動の充実に大きく貢献されました。

 

<団体>

・公益社団法人にいがた被害者支援センター

 (公社)にいがた被害者支援センター様は、県内初めての民間被害者支援団体として平成18年2月に設立され、平成23年に、新潟県公安委員会から「犯罪被害者等早期援助団体」に指定を受けたほか、県弁護士会等と協定を結ぶなど、関係機関・団体と連携し、被害直後から中・長期にわたり、被害者等の要望に添った多様な支援を行ってこられました。さらに、平成28年からは、「性暴力被害者支援センターにいがた」を県から受託し、運営されるなど、本県の犯罪被害者等支援の推進に大きく貢献されました。

 

功労知事表彰

○基調講演

テーマ:「最愛の家族を突然失って~心から求めている支援とは~」

講演者:中曽根えり子氏(交通犯罪被害者御遺族 、(公社)にいがた被害者支援センター理事)

  中曽根様は、平成11年4月、当時小学校2年生であったご長男を交通事故で亡くされました。事故後、さらにご家族が傷ついたこと、ご家族が得られた有り難かった支援などから、被害にあわれた方やそのご家族、ご遺族が必要とする支援についてお話がありました。

基調講演

○パネルディスカッション

 テーマ: 「社会全体で支える犯罪被害者等支援 ~私たちにできること~ 」

 【コーディネーター】 丹羽 正夫氏(新潟大学法学部教授、新潟県被害者支援連絡協議会顧問)

 【パネラー】    中曽根 えり子氏(基調講演者)

           大花 真人氏 (弁護士、新潟県弁護士会犯罪被害者支援対策委員会委員長)

           伊勢 みずほ氏(フリーアナウンサー)

           白沢 知美(新潟県県民生活・環境部県民生活課消費とくらしの安全室長)

 

 【内容】 

 テーマに基づき、

議題1  いま、被害者支援に何が求められているか

議題2  社会全体で被害者支援の理解を深めるためには    知らせる・県民の理解

の2つの議題についてディスカッションしました。 

 議題1においてパネリストの皆さんの発言から、

・「支援を必要としている被害者の方」がいて、「支援してくれる人や団体が存在する」のにそれが世の中に知られていない。

・犯罪の被害にあうということは「他人事」で、犯罪被害者支援も「自分には関係ない」と思われがち、被害者への偏見や無理解も見られる。そのため支援の輪が広がらない。

との問題点が浮かびあがり、議題2において、

・知らせる(被害者に必要な支援が届くよう、必要な情報をどう知らせるか)

・県民の理解(支援は一般の方でもできる。被害者に対する偏見をなくし、誰もが声を上げられる社会に)

について、検討しました。

パネルディスカッション
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